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DAYSGONE(デイズゴーン) 評価・レビュー

このゲームのプレイ記事はこちら

 

プレイ済みナンバリング

今回が初。

 

評価を書いた時点でどこまで進んでいたか

エンディング到達。
プレイ時間:約50時間

 

評価ゲームタイトル

『DAYSGONE(デイズゴーン)』
ソニー 2019年4月16日 発売
対応機種:PS4他

 

このゲームってどんなゲーム?

謎のウイルスに人間が感染し、世界中が「フリーカー」という化け物(ゾンビ的な存在)だらけになり、世界崩壊。そんな世界の中をたくましく生きる人達の物語。メインシナリオは、主人公であるディーコンが、離れ離れになった自分の嫁を探すという物。ジャンルは、オープンワールドアクションゲーム。オープンワールドだが、オープンワールドを楽しむというよりかは、ストーリー重視なゲーム。登場人物がほぼ全員成人している事もあり、軟派なシナリオではないのも特徴。そしてヒロインは、間違いなくブーザーというハゲである。

前作やってなくても大丈夫? 今作からでも大丈夫?

今作が初なので問題無し。

 

総合得点 57/100点 ランクB

57/100点 ランクB

個人評価19/40点 ランクC
個別評価38/60点 ランクB

 

レーダーチャート

個人的評価 19/40点 評価C

『作りの粗さもあるが、物語は面白いドラマチックオープンワールドゾンビゲー』
世界崩壊オープンワールドゾンビパニック! っと聞くと、いかにも超大作のように聞こえるが、蓋を開ければ様々な所で作りが「粗い」ゲームであった。プレイヤーは屋根に埋まり身動きが取れず、亜空間に攻撃し、メインストーリーは進行せず、スキップ機能は効かず、ある程度の高さから落ちると水が消滅。物語においても、プレイヤーが知らない設定がいつの間にか追加されている(あらすじを読むのが必須)っという作りの粗さが目立つ本作だが、主人公ディーコンや相棒のブーザーを筆頭に、荒廃した世界でたくましく生きるキャラクターは良い。特にディーコンとブーザーの友情・・・・・・っという年齢でもない、男臭い何ともいえない絆はとても良い。どれくらい良いかというと、メインヒロインの美人な奥さんの存在がどうでもよくなるくらいである。それ以外のキャラも良い意味で泥臭く、人間味がある。人情物作品といったところか。また、随所に和ゲーではあまり見ない感じの台詞回しはとてもよく、海外の映画を見ているようであった。ストーリーも後半になるにつれちゃんと盛り上がっていくのも評価点。このゲーム最大の売りの一つ「大群」についてもちゃんと機能しており、大まかな所はちゃんとしているが細かい所はスルーみたいな、良くも悪くも洋ゲーという印象である。

 

システム面 8/15点 評価C

『新しさ』 4点

基本システムは特に新しさを感じず。このゲーム特有のシステムは、やはり『大群』であろう。大群が出てくるゲームは、これまでにもたくさんあった(無双シリーズ等)が、このゲームにおける大群は圧巻のひところ。その大群が一斉に動き出し、プレイヤーを襲い掛かってくる。「大群の波に飲まれる」や「多勢に無勢」や「戦いは数だよ兄貴」という事を、嫌でも実感出来る。倒しても倒しても一向に減っている気がしない大群の恐怖は、このゲームならではの新しさであり、近代ハードの進化を感じさせる。

 

『快適さ』 2点

基本移動がバイクなので快適……っと思わせといて、実際にはあまり快適ではない。このゲームは基本バイクで移動することになるので、バイクの快適さがあまりないのは困りもの。バイクを走らせるにはガソリンが必要になるのだが、初期の改造していないバイクだと、これが結構すぐになくなる。また、バイクという特性上、衝撃を受けるとすぐにプレイヤーが投げ出されてしまう。特に他の搭乗員等がいる状態で、ちょっとした速度でどこかに当たってしまうと、搭乗員が投げ出され即ゲームオーバーとなる。その他にも、気持ちよくバイクを走らせているのに、バイクと同じ速度で並走してプレイヤーを引きずり降ろしてくる狼のような敵、見えないピアノ線らしきを張ってコケさせてくる敵、超エイム力でバイクで走行中のプレイヤーに百発百中させてくる野盗スナイパー等がいて、非常に鬱陶しい。特に野盗スナイパーは鬱陶しいを通り越して、もはやキレそう。ゴルゴ13かお前は。バイクだけではなくファストトラベルも用意されているのだが、ファストトラベルは「その距離をバイクで走った」という判定になっているため、その距離に使う分のガソリンが必要となる。また、ファストトラベルの位置がこれまた微妙な所にあり、クエストを進めたくても、クエスト位置のすぐ近くにファストトラベルがあるという事は、ほとんどない(拠点系除く)

 

『システムのおもしろさ』 2点

大群と戦うのは、このゲーム唯一無二の面白さ。──っが、この面白さが活かされる事があまりない。ストーリー上、大群と戦わなければいけないシーンが非常に少ない(しかも終盤)ため、大群と戦うには、あえて自分から向かっていく必要がある。大群と味方NPCが激突する場面とかあればさぞ面白かったろうに、実に勿体ない。大群以外のシステムは、よくあるアクションゲームと同じなので、面白みはない。倒した獣の肉や、山等に生えている野草等をキャンプに売ったり出来るシステムもあるのだが、得られる金や信頼度が微妙なため、何のためにあるシステムなのかわからない。ファークライシリーズのように、もう少しこれらに意味を持たせてほしかった。大群と戦う以外は、至って普通のTPSゲーム。レアな装備等や物語がある訳でもないので、マップを探索する面白さも無い。バイクの改造というシステムもあるのだが、見た目が変わると分かり易い車と違って、バイクの場合改造しても分かり難い。パーツを変えてもパワーアップした事を感じずらく、自分が車系には興味が薄いことも手伝ってか、あまり魅力のあるシステムには感じなかった。

 

ストーリー面 12/15点 評価B

『ストーリーのおもしろさ』 4点

ストーリーその物はそれなりに展開が気になり面白い。盛り上がる所もキチンとあり、後半につれてちゃんと盛り上がって行くのが良い。だが、サブイベントのようなクエストの強制により、本編の面白さが阻害されている。特に最終決戦前に、特に接点もないどうでも良いバイク屋のオッサンを助けるクエストが必須なのは、非常に興ざめであった。また、続編を出す予定があるからなのか、本編で解決していない謎が幾つか残っているのも、若干気になるところ。

 

『ストーリーのボリューム』 5点

ストーリーのボリュームは非常にある。他のゲームにおいてサブクエストのような物も強制的にやらされるため、尚更ボリュームがあるように感じる。本編を普通にクリアするだけでも、それなりのボリューム。マップも広大であり、移動する時間もかなり多い。

 

『グラフィックと音楽 』 3点

グラフィックや音楽は普通である。マップは広いが、基本山や森や川しかない。荒廃した後の世界だとはいえ、建造物等も乏しく、グラフィックや音楽としての面白さは薄い。面白さが薄いだけであり、グラフィックその物は良い。

 

キャラクター面 10/15点 評価B

『個性』 4点

それなりに個性的な面々。皆それぞれが色々な考えによって生きていると感じさせる。創作物にありがちな、奇抜な個性付けという感じではなく、ごく自然なキャラ付けも評価。考え方による対立等もキチンと描写されており、怪物が蔓延った世界においても、やはり人間が最大の敵という事を感じさせる。

 

『スポットライト』 3点

主人公であるディーコンが中心ではあるが、要所要所でメンバーは活躍。このゲームにはキャンプという、この世界に生き残った人々が暮らす場所があるのだが、とあるキャンプと終盤の島以外は基本空気。主要キャラもその二か所に集中している。他のキャンプは、ただミッションを受ける場所と化しているのが悲しい。もう少し、他のキャンプにもスポットライトを当てて欲しかった。

 

『キャラ数』 3点

オープンワールドかつプレイ時間を考えると少ない。フリーカー(他のゲームでいうゾンビ)の種類も少なく、特殊なフリーカーでも違いはあまりない上、登場頻度も低い。仮に出くわしたとして、そういった特殊な敵を倒そうとすると銃弾を大量に消費するだけなので、倒す意味がほとんどない。オマケに大群には、そういった特殊なフリーカーは混じらないので、尚更影が薄い(混じったら大群を倒すのが厳しくなるが)作中でフリーカーは脅威だ脅威だ言われるが、大群以外はそれほど脅威ではなく、むしろ人間の敵の方が厄介。それを伝えたかったのかも知れないが。

 

ゲーマー面 8/15点 評価C

『やりこみ』 4点

大群を全て殲滅させたり、やり残したサブクエストをこなす等がある。
ちゃんとそれに対する報酬もゲーム側で用意されており、若干の後日談的なストーリーが展開されるのも良い。

 

『次回作の期待』 2点

よくあるオープンワールドゾンビゲーム。オープンワールドだが世界を探索する意味はあまりなく、ストーリーが若干面白いだけの洋ゲー。次回作にいきなりシステム等を変えてくるとは考えられず、本作だけで満足といった所。次回作は、今作明かされなかった謎が明かされ、大群の数が増えたり、バイクの改造項目が増える程度で、あまり本作と変わらないであろうことが予想される。次世代ハードになって、大群が更に増えたら面白いかも知れない。

 

『ゲームバランス』 2点

通常難易度(ノーマル)では、文字通り普通といったところ。フリーカーについては、大群と一部特殊な敵以外どうって事ないが、問題は人間の敵。かなりの長距離でも銃弾を当ててくるため、徐々に距離を詰めていって倒す必要があり、TPSの基本に慣れていない人には辛いかも知れない。easyでもそれなりに難しい。幸い回復アイテムは結構あるので、ゴリ押しで行くのも手。武器も何種類かあるが、正直スナイパーライフルが便利すぎる。相手にスナイパーライフルを持っている敵がいると、こちらも同じ武器で対処出来ない場合、その敵の射線を切りながら近づく必要があるので、必然的に難易度が跳ね上がる。また、一番の問題がカーチェイスならぬバイクチェイス。バイクで逃げる相手をこちらもバイクで追うという物なのだが、バイク搭乗中は、一部の銃しか使えなくなる(ハンドガンやサブマシンガン等)サブマシンガンを入手していないと、これまた難易度が跳ね上がる。また、バイクを操作しつつ銃を撃つという動作を強いられるため、出来ない人は本当に出来ない。難易度設定しても、バイクチェイスは簡単にならないのもよろしくない。バイクで追いかけるという性質上、途中で木に当たったりすると搭乗者がバイクから放り出されてしまい、その間にモタついてると、追跡相手に逃げられて終わりである。要するに、ミスのリカバリーが効きづらい。しかしこのゲームには、こういったアクションが苦手な人の為なのか、アクションスキップ機能を搭載! これは中々素晴らしいシステム! ──っと、思いきや、そのスキップ機能は、機能しないのであった。たまたま自分がそうなっただけかも知れないが、たまたまでもそういう事が起こること自体問題である。

 

コメント

  1. 更新乙であります。アナライザートモイナ、奮戦す。評価が続くねぇ〜
    昔「痴漢者ト◯マス」という「痴漢シミュレーションゲーム」があってな……
    その必殺技の一つが「ア◯ルアナライザー」だったなと(何故か)思い出したお。
    人間の記憶力は不思議なもんですにゃあ……下ネタや雑学は案外忘れない、謎。

    さてさて。「知ってる人は知っている知らない人は覚えてね」な超大作!ッスね。
    57点のB。トモイナ軍のラインナップにおいては、一軍半ってところかにゃ?
    参考/アンチャ64、再婚ブレイク57、深夜廻60、ダイイングライト55。
    ……うーん悪くは無いけれど。でも、一部で評価されているほど高くはなし?
    中古価格の値崩れ方から見ると「よく売れたけれども、評価はソコソコ」かも。
    これが一年前だったのか……荒淫矢の如し……ん、漢字がどーだったっけ?
    これが今年の4月に出ていたら、もっとリアリティが増していたかもねぇ……
    でもまぁ、よくぞ50時間で終われたもんッス。あたしゃ倍はかかったぜ?(笑)

    ちょっと冗長だなーと思わせるのは序盤の展開がモッサリしているからかな?
    でもまあ「物語」ってそーいうもの。途中から勢いがついて加速するものさね。
    「キャンプの描かれ方の密度に差があり過ぎる」のには同意ですけれども……
    作劇上(ディーコンの認識上)多少の差が出るのは仕方ないかなあ、とも思うの。
    嫁を探して先へ、先へ。そーいう色彩の「ロードムービー(バディ付き)」です。
    とはいえ……途中挿入のサブミッションが、だらだら。テンポがちょっと、ね。

    海外ものドラマのゲーム化。この作品はそんな感じッスね、良かれ悪しかれ。
    謎の提示、各地のキャンプ廻りの「シーズン1」……だらだらとした、群像劇。
    敵対組織?謎の一端が見える。中ボスと抗争する「シーズン2」……ヒャッハー!
    決戦と裏切りと喪失。全米が今日も泣いた「シーズン3」……偉大なる鋼鉄親父。
    旅立ちと別れと新展開。嫁が代わってファンが泣いた「シーズン4」……円熟味。
    アメリカン・ミリタリズムでジーク・ハイル!「シーズン5」はトラ◯プ氏推薦。
    そして全てはハイになる。「シーズン6」で大団円?to be continued ……
    (ネタバレ防止のため多少の粉飾がございます。ねこクオリティに御注意くだされ)

    とりあえず、感じるままに徒然と。
    ・ヒロインは可愛いがタトゥー入れ過ぎ。義手になってアメコミヒーロー化。
    ・後半出てくる正妻ビッチ(昔の女)が下克上しちゃうけれど、まあ仕方ないね。
    ・正妻サンも中身が黒いので嫌いじゃない。(「黒い」と言うと人種差別がががが)
    ・某ネイト同様にツッコミどころが多い泥根くん。弱音と未練が、妙に可愛い。
    ・やはり狙撃は最強なのダ。スニーク、キル。スナイプ、キル。いつもの。
    ・序盤は「白兵無双」なんだけど、大軍には火力と手数。マシンガンババババン。
    ・バイクは面白かった。改造し過ぎると制御しにくいのは仕様。ウィリぃぃぃ!
    ・続編が出たら、ヘリの操縦も出来るかな?何かやってくれる気もするんだヨ。
    ・ゾンビゲームだと思わせて上手く外した感じ。次回作への引きは、あざとい。
    ……まあ元は取れた作品だと思う。思うけど、途中で投げた人もいそうだね(苦笑)

    ★雑談/海外人気司会者が妹から訴えられた件
    ディスカバリーチャンネルってのがありまして「怪しい伝説」という人気番組が。
    そこの人気司会者アダム・サヴェッジ氏(52)が、実妹から訴えられたんだけど……
    ・妹のミランダさんによると「幼少期に兄から何度も強姦されていた」そうで。
    ・ブログには何度も記述がある。「兄からは謝罪があった」らしいが……
    ・サヴァッジ氏は完全否定。「妹は何年もの間、私や家族を不当に攻撃してきた」
    ・「大儲けを期待して偽りの物語を広める事で自ら疎遠になっている」闘う模様。
    さて……問題の時期は「9歳から12歳の間」らしい。ハイエ◯ス案件だね、うん。
    でもさぁ……「兄と妹の歳の差は1歳」なのでありますよ!ミランダさん(51)。
    ・ピンと来ないんだけどさ、男性は9歳だか10歳だかでも物理的に、その〜?
    ・そりゃエロい創作ものでは絶倫ショタも見かけるけども。精通って、いくつよ。
    ・40年前の事だし明確な証拠を提示できるのだろうか……現段階では何ともね。
    ・とはいえ、証拠不十分でも告白で男を有罪に出来るのなら、それはそれで怖い。
    ……海外セレブに骨肉の争いは多い。家族親族は仲良く!(過ぎない程度に、ね)

    • >くろねこさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      そのゲームは名前だけしか知りませんが、最終痴漢列車とかも
      もはやギャグだった気がします。痴漢はギャグにする法則でもあるんかw
      母親にはよく「くだらない事ばかり覚えてる」と言われますな(今もw)

      三浦のボイラーでしたっけ? 懐かしすぎるw
      超大作みたいな宣伝されてましたが、ウォッチドッグスやFF15と同じく、期待感だけ高まって蓋を開けたらガックリみたいな感じでしたね。
      ゲーム自体は悪くはなく、仰る通り1.5軍といった所。ライナンップみた感じ、まあそこらへんですなw
      今年の4月だったら、発売中止待ったなし。プレイ時間がわからなかったゲームは、ぶっちゃけ感覚ですw
      ただ、100時間は絶対に超えてませんね。40~70時間くらい。

      序盤あたりダラダラしてますが、ウィザード島からは盛り上がりを見せ
      全体的な会話とかは良かったです。キャンプの密度差は酷い。
      あとサブミッション強制もありえぬ。

      (やはり狙撃は最強なのダ。
      移動中の敵の狙撃が鬱陶しくてたまらねえw
      バイクで全速力で走ってるのに、当ててくるんじゃない!

      (雑談
      こういう場合って大体男が悪いイメージですが、実際どっちが本当の事を言っているかは、誰にもわからない・・・・・・
      トモイナ家にも妹いますが、家族に欲情するとか正直信じられないw

  2. 評価記事お疲れ様です。

    得点厳しめですね〜。自分は好きな作品なので残念。バイク移動が好きだったのでそこがトモイナさんと違うところかな。作りがガバゴーンなのは同感。ムービーの音声がなくなるところがあって、初見はそういう演出だと思ってしまった(まぁ口が動いていたので違うと思いましたが)。

    • >tenさん
      コメントありがとうございます!

      評価はまあこんなものですね。
      水に落ちてすぐ死ぬくらいなら良いのですが、高所から落ちたら水が消えるとことか
      「デバックしてないのか!」って思います。車両系に自分が興味ないのも、個人評価が下がった点かも知れないですw
      ストーリー・キャラ・キャラの台詞回しは良質。

  3. 評価お疲れ様です。
    私は好きな方の作品でした。まあ、オープンワールドでバグが多いのは珍しくないですから(ウィッチャーやゼルダはすごい)
    今ラスアス2プレイしてますが、つい比べてしまう。

    • >ノビータさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      自分は嫌いではないという感じですね。
      開発者の想定していない現象がバグなので
      高所から落ちたら100%水がなくなるとか、これは完成度が低い印象を受けましたね・・・・・・
      ラスアス2はいつかやりたい!