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デス・ストランディング 感想71話 『廃棄処分』

今回の記事について一言
『フラジャイルさんの想い届かず』

 

※注意※
この感想日記は、ゲームのネタバレを含みます。ご注意ください。
筆者は初見プレイなのでネタバレコメントはお控えください。
なにとぞよろしくお願いします。

 

本編感想

前回のあらすじ:ジョン大統領

通路の奥からやってきたダイハードマン。
デッドマンは、そそくさと退場。置いて行くな。
サムも立ち去ろうとしましたが、ダイハードマンに呼ばれてしまいました。


昔友達と悪い事して、友達だけ先に行ってしまい
先生に自分だけ呼び出された記憶が蘇る。

ダイハードマン
「許してくれとは言わない」
「ただ、話を聞いて欲しい」
「クリフォード・アンガー」
「彼を殺したのは私だ」
「全ては”アメリカ”のためだった」


ダイハードマンは、国への忠誠ではなく”ブリジット”を愛していたらしい。
だからクリフを殺したとのこと。

ここ、なんでクリフを殺した事をサムに謝ってるんだ?
サムとクリフに接点ないじゃん。

この後、サムとクリフに接点がある事がわかり
ダイハードマンもそれを知っているからか。
でも今謝られても、サムにとっちゃ「???」ってならない?
てかプレイヤーも。
てかこのゲーム全体的に。

 

「何言ってんだコイツ」と思ったのか、去ろうとするサム。

ダイハードマン
「待ってくれ、まだ終わってない」
「彼は、隊長は命の恩人だった」
「”ダイハードマン”というコードネームの謂(いわ)れも」
「隊長が瀕死の私をいつも──」
「いつも戦場から連れて帰ってくれたからなんだ」
「隊長は”彼女”と同じくらい──大切な人だった」


その場で泣き崩れるダイハードマン。

クリフが出てきた時
ダイハードマンは彼に殺されることを覚悟したようです。
しかし、クリフは「我が子(BB)」を救えなかったことを悔やんで
それを償うために戻ってきたらしい。
(ダイハードマンは、自分への復讐の為に戻ってきたと思っていた)

そしてクリフは
ダイハードマン達がこの国を再び繋ごうとしている事を知って
全てを赦してくれました。

ダイハードマン
「ちくしょう!」
「本当は殺して欲しかった!」
「それで全てを帳消しにしてほしかったのに」


涙ながらに語るダイハードマン。

「死」は救済でもあるからなあ。
有名なあの「ギロチン」も、処刑する時に処刑者が苦しまないよう
サクッと殺せるように発明された器具ですしね。
ジャパニーズ切腹は、上手い人がやらないと大変だったらしいゾ。


サム
「大統領は””死なない人間(ダイハードマン)”には務まらない」
「死への恐怖がある、あんただからこそ」
「命を大切にする時代を、また始められる」
「邪魔者を”それ”で退ける時代は終わった」

そう言って、ダイハードマンから貰った銃を返すサム。

サム
「これからは、繋ぎ寄せるんだ」
「”銃はもう必要ない”」
「それが”彼女”からのメッセージだ」

イケメンメッセージを残し、この場を去るサム。


ダイハードマン
「ありがとう、サム」

 

 

~ BB ~

「アメリさんを助ける」その目的でブリッジズにいたサムですが
目的を達成した(してないけど)ので、ブリッジズから一人去ろうとするサム。

デッドマン
「サム、待ってたよ」

BBポッドを抱えて待っていたデッドマン。

サム
「ルー!」


デッドマンからBBポッドを奪うかのように
ルーの安否を確認するサム。

サム
「まさか?」

デッドマン
「この子は、この世界ではずっと死んでいるよ」
「廃棄処分が、正式に決まった」
「ネクローシスする可能性がある以上、ここに置くリスクが高すぎる」
「サム、引き受けてくれないか?」


母親(ブリジット)に続き、子供(BB)までサムに焼却させるんか・・・・・・

デッドマン
「ポッドから取り出して経過を見る方法もあるが
それは大統領命令に反することになる」
「おれたちがいるここはもう、一つの法治国家だ」

ポッドから取り出して経過を見れば、BBは助かるかも知れませんが
既に新しい国家が出来た今、BBの為だけに多くの命の危険を晒すことは出来ず。
サムもこれを理解しているからか「焼却炉に運ぶ」と決断。


重い足取りで焼却炉へ向かうサム。

 

 

~ 注意事項 ~

デッドマン
「ああ、これは俺からの”注意事項”だ」


サムの手錠を外すデッドマン。

デッドマン
「UCAオンラインを、一時的にオフにした」
「この状態だと、あんたが手動で拘束を外せる」
「そうすれば、あんたをもう追跡も干渉もできなくなる」
「どこに行こうとな」
「焼却炉を使う際、また自動的にUCAオンラインが繋がる」
「俺が言っている意味は、わかるだろ?」

サム
「いや、わからないな」


要するに、焼却炉に行かずにBBと逃げるのも良いという事ですな。

わりととんでもない事やっているデッドマン(国家反逆レベル)ですが
デッドマンのこういう所好き・・・っというか、人情味あふれる人好き。

サム
「世話になった」


この行動にサムは感動したのか、感謝の抱擁。
サムが抱擁したのは、アメリさんとデッドマンだけ。
フラジャイルさん・・・・・・

 

 

~ 報われぬ想い ~


噂をすれば
ブリッジズのゲートを出たところにフラジャイルさんが。

サム
「天気はどうだ?」

フラジャイル
「そうね、傘は要らないみたい」
「父の夢を繋いでいくことにしたの」
「でもね、今回はテロリストと組んだりしない」
「UCA公認の、最初の民間配達業者とだから、安心していいわ」

サム
「業務拡大だな」
「おめでとう」


いつもの素っ気ない返事をして、ブリッジズを去ろうとするサム。

フラジャイル
「ごめんなさい」
「黙っていたことがあるの」
「私はヒッグスを撃たなかった」
「いえ、撃てなかったの」
「あいつに選ばせたの」
「死か、ビーチでの永遠の孤独かを」

どうやらヒッグスは、ビーチでの永遠の孤独を選んだらしい。


この後フラジャイルさんから
「私のとこ、こない?」
「あなたが必要なの?」
と、ヘッドハンティングを受けるサム。

 

サム
「この世界は壊れたままだ」
「何も変わっちゃいない」

フラジャイル
「サム、壊れたものは直すことができるのよ」

サム
「いや、俺は壊れたままだ」

フラジャイル
「待って、あなたが繋いだのよ」
「たった一人で」

サム
「この大陸は繋がった」
「しかし俺自身は、どこにも繋がっていない」
「俺は死者と同じだ」
「それは洞窟で遭った時と変わらない」

フラジャイル
「あなたは、あの時とは違う」


フラジャイル
「触れられることも、触れることもできるようになった」
「そうでしょ?」


サム
「ずっと繋がっていたものを失くした」


フラジャイルさんに背を向け、歩き出すサム。

フラジャイル
「サム!」


涙ながら、サムの名を叫ぶフラジャイルさん。


サムは本当に女(っというかフラジャイルさん)泣かせの男やで・・・・・・

 

 

今日のデススト


『肩を借りるぜ』

 

 

次回:デス・ストランディング 感想72話 『アノマリサ』
前回:デス・ストランディング 感想70話 『抱きしめたいと思ってた』

コメント

  1. 更新お疲れ様です。

    デッドマンはいい人だなぁ。
    でも、ネクローシスしたらまずいだろ。
    サムだけだったら死なないからってことなのか?
    そういや、サムの能力はまだ残ってるんですかね。

    フラジャイルさんをフってクールに去ってからの今日のデスストw
    サムの顔がめっちゃムカつくw
    フラジャイルさんに眉間を撃ち抜かれてしまえ!

    • >ふっとぶふとんさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      このゲーム悪そうな人が多いですが、実は良い人揃いで
      特にデッドマンは、サムに対して非常に親切に接してくれますね。親切すぎるくらい・・・・・・
      サムは死にませんが、大規模な消滅が起きるのでそれを覚悟した上でサムに判断を委ねたのでしょうw

      フラジャイルさんは本当に可愛そうな女性やで・・・・・・

  2. 更新乙です。
    ここまで来たとしたらもうクリア間近ですね。デッドマンもダイハードマンもまぁある程度好きになるんですけど最後までアメリは好きになれないゲームでしたね。
    ぶっちゃけた話このゲームのエンディングこそ良かったと思いましたけど同時にようやく解放されたとも思いました。
    冗長で回りくどくそして分かりにくいムービーを延々と続いたからなんですけどね。
    ともいな氏はどんな評価を下すのかと評価記事を楽しみに待ってます。

    • >あくいさんさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      とうとうここまで来ましたね・・・思ったより長くなりましたw
      個人的には、ロックネさんとフラジャイルさん以外はエピソードが薄すぎて何も感情が・・・・・・
      アメリさんはこの後の展開的に、自分勝手な印象しかないですね。
      評価の方は、わりと辛辣w

  3. 更新乙であります。

    ジョン土下座。まだまだエクストリーム土下座には至らないな精進せえよ?(笑)
    まあ……やはりクリフはサムのパパなんでしょうよ。多少の矛盾はゴリ押しだ。
    死に損ない「やあサム、君のパパをヤっちゃったのは俺なんだ!めんごめんご」
    泣いて済むなら幾らでも泣けるさ、それが「政治屋」の資質ってやつだ。役者魂。
    ドライな視聴者としては、コイツが生きようと死のうと最早どーでもいいぞ(笑)

    ギロチン。ギヨティーヌ。フランス革命が誇る断頭マシーン!ああ素晴らしい!
    ・ねこが小学生の頃初めて書いたレポートが、確かフランス革命ネタだった記憶。
    ・当時は「フランス革命=正義」「ルイ王は愚者で王妃は悪女」だったんだお。
    ・昔は歴史教師なんて唯物史観な左派の……あー、忘れてくれぃ。【暴走注意】
    で、とりあえずは「ギヨティーヌ」に纏わる小ネタでも。
    ①「ギヨティーヌ」の由来
    開発・採用が、革命期の内科医兼議員ジョゼフ・ギヨタン氏の発案によるから。
    ギヨティーヌとは「ギヨタンの子供」の意。ギヨタン家は不満で、のち改姓した。
    ②「ギヨティーヌ」開発秘話
    元々13世紀ぐらいから原型はあったのだが、開発・採用は当事者の会談で決定。
    外科医アントワーヌ・ルイ、処刑人シャルル=アンリ・サンソン、ルイ16世(!)
    ③工学系男子だった国王、ルイ16世
    かつては無能扱いされていた陛下であるけれど、実は同情すべき余地が十二分に。
    そもそも革命の遠因は、ジジイのルイ15世の大やらかしと世界的気候変動だし?
    陛下自身は錠前作りが趣味で、人柄自体は悪くない好人物だった。愛妻家だし。
    で、「ギヨティーヌの刃が斜めの方が切れやすい」と改良したのも陛下だとか。
    (のちの国民的作家の大デュマが取り上げたエピソードなので、話半分にね?)
    ④「ギヨティーヌ」は息長く活躍した
    国王夫妻、ダントンやロベスピエールら革命家、後世の死刑囚たち。1970年まで。
    ⑤ジョゼフ・ギヨタン氏自身も、これで断頭された……?
    嘘です。彼は帝政期まで生き残ってます。とはいえギヨタン氏は断頭されました。
    当時リヨンの医師だったギヨタン氏。つまり……同姓異人ッス。誤解なきように。
    ……雑談の方が長いじゃねえか!まあ、いつもの悪い癖。
    ……切腹や介錯の話は省略。三島割腹、山田浅右衛門。うーん、語ると長くなる。

    デッドマンとの仲が微妙にホモホモしい件。これもLGBT対策なのか?!(苦笑)
    まあ、なんだかんだ言っても「親サム派」筆頭ではあるからね、「いいやつ」感。
    サム(とルー)に自由をくれるっちゅうわけか……さらば愛しきデブよ。アデュー。
    一方、フラジャイルさん。おお、マジで厨二を見逃しやがったのか!(苦笑)
    まあ性根が甘い御嬢さんだから、その可能性はあったんだけど……やれやれだ。
    私は臆病だから敵は息の根を止めて、さらに三族まで族滅したいほうだけど(笑)
    残念ながらサムはホモなので、女の魅力は通じないのでありんす。くやしいのう。

    あと残るのは「ルー」かな?そのあとは世紀末「子連れ狼」ですな!ʅ(◞‿◟)ʃ
    ……まさか「2」は無いだろ。あっても、おそらく買わねーぞ。面倒臭そう(笑)

    • >くろねこさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      ジョン土下座ですが、サムにとっちゃ意味不明だと思うんですよねココ。
      この時点では、サムは自分とクリフの関係知らない訳ですし。

      (ねこが小学生の頃初めて書いたレポートが、確かフランス革命ネタだった記憶。
      どういう小学生なんだ・・・(驚愕)
      トモイナさんが小学生の頃書いたレポート・・・っというか、夏休みの自由研究は
      なんか花の成長過程的な奴だった気がw

      (ジョゼフ・ギヨタン氏の発案によるから。
      ギヨタンって名前だけなら萌えキャラみたいで可愛い!
      ギヨティーヌの刃がナナメなのも、ちゃんと理由があったんですね。さすが陛下。
      切腹や介錯は、ちゃんとプロがいたと聞きますね。
      ヤングマガジンでも、最近そんな漫画あった気も。

      (これもLGBT対策なのか?!(苦笑)
      男同士イチャついたり女同士イチャついたりするのは文句来ないのに
      男と女がイチャついたら文句来る印象・・・おかしくない!?
      あまりにもおかしいので、Twitterでも呟く。

      デッドマンは最初から最後まで良い奴だった・・・・・・
      てか悪い人探す方が難しい。ヒッグスくらいかな?
      フラジャイルさんへのあの反応。やはりサムはホモ(断定)

      (あっても、おそらく買わねーぞ。
      評価記事と同じ事言ってて草

  4. ・更新お疲れ様です!
    ・孤独な笑みを、夕陽にさらして、背中で 泣いてる男の美学 ……

    > 昔友達と悪い事して、友達だけ先に行ってしまい先生に自分だけ呼び出された記憶が蘇る。
    ・まぁ今回悪い事をしたのも謝るのも先生ですから……

    >でも今謝られても、サムにとっちゃ「???」ってならない?てかプレイヤーも。
    ・トモイナさんも「クリフ=サムの親父」説提唱してましたし、アメリがクリフさん呼んだ理由からも確定したと思ってましたが……

    >「何言ってんだコイツ」と思ったのか、去ろうとするサム。
    ・サムさんは察してましたからね。そして、「過去を封印した」大統領の生き様は自分も痛いほど分かるからあえて黙って去ろうとしたみたいです。
    ・「告白とは、浄化ではない。誰かに荷物を背負わせて、それをどこかに捨ててもらう行為だ。その役目をなすのは、犠牲として捧げられる救世主、あるいは人柱だ。その役割が、あらゆる誰かに等しく割り当てられるならば、救世主も英雄も必要ではなくなる。英雄を求める社会は、病んでいる。」

    >有名なあの「ギロチン」
    ・「実際は苦しむ」と、革命当時証明した死刑囚のお陰で、その後の囚人はパニックになったそうですな……。

    >ジャパニーズ切腹
    ・介錯人がアレだとめっちゃ悲惨……

    >デッドマンのこういう所好き・・・っというか、人情味あふれる人好き。
    ・貴方は、十分「人間」ですわよ。
    ・あの時は内緒でルーちゃんを荷物に忍び込ませた彼が、今回はしっかり託した……(涙)。

    >サムは本当に女(っというかフラジャイルさん)泣かせの男やで・・・・・・
    ・「彼女なら、いつかあの雲の向こうへ行けるのかもしれない。行ってほしい、と密かに願った。」……これから羽ばたく彼女の重荷になりたくなかったみたいですな。

    >『肩を借りるぜ』
    黒アメリ(こんな男だったなんて……!)
    ・所詮、アメリなぞ「縄」ではなく「棒」よ!

    ・失礼しました!次回も期待です!

    • >にわか三級さん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      男には、自分の世界がある・・・・・・

      (まぁ今回悪い事をしたのも謝るのも先生ですから……
      でも先生というより、校長(アメリ)が悪いよね。

      (アメリがクリフさん呼んだ理由からも確定したと思ってましたが……
      サムはまだ事実を知らされてなくないですかね?
      アメリさんがサムに「クリフはあなたの父親です」伝えた描写は無かったはずですが・・・・・・

      「クリフを呼んだのは私」「あなたに伝えたかったことがあるから」
      「あなたは捨てられたわけじゃない」「あなたは一人じゃない」
      っというセリフだけで、サムは「クリフって俺の親父やん!」って察したんですかね?
      このセリフだけでサムがクリフを、自分の父親と断定してしまうのはどうかと。

      (「実際は苦しむ」と、革命当時証明した死刑囚
      実際苦しむかどうかは、やられないとわからないんじゃw

      (介錯人がアレだとめっちゃ悲惨……
      ちゃんと殺してあげるのも優しさ・・・っというより慈悲ですな。

      (これから羽ばたく彼女の重荷になりたくなかったみたいですな
      絶対フラジャイルさん(っとプレイヤー)に、その気持ちは伝わってないw