このゲームのプレイ日記はこちら。
目次
プレイ済みナンバリング
3,NV
評価を書いた時点でどこまで進んでいたか
エンディング確認
プレイ時間:約50~80時間くらい
評価ゲームタイトル
『Fallout4 』
ベセスダ・ソフトワークス 2015年12月27日 発売
対応機種:PC,PS4,Xbox One
このゲームってどんなゲーム?
核兵器によって滅んでしまった世界。そんな世界でいなくなってしまった息子を捜して、父親(主人公)が今旅立つ! ・・・のだが、息子をほったらかしても別に良い。滅びた世界でどう生きるかは自分次第。自由度の高いオープンワールドゲームであり、滅んでしまった世界に済む様々な人間とクエストがメイン。未来のアメリカが舞台なのだが、なぜか昔風のアメリカな独特な雰囲気が特徴。
前作やってなくても大丈夫? 今作からでも大丈夫?
3キャラが登場するが全く問題無し。1~4まで世界観が繋がっているので、4でフォールアウトに興味を持ったら、フォールアウトの世界観等を調べて見ると面白いかも知れない。世界観は繋がっているが、ストーリーは繋がっていないので、今作からでも全く問題無し。
総合得点 88/100点 ランクA+
88/100点 ランクA+
個人評価34/40点 ランクB
個別評価54/60点 ランクA
レーダーチャート
個人的評価 34/40点 評価B
『賛否両論あるが良ゲー』
フォールアウトシリーズ4作目。3が名作すぎたので、3の次に出たNV(ニューベガス)は色々と物議を醸した作品であった。なのでシリーズファンから期待されているナンバリングの付いた今作では、なんとフォールアウトの世界に、自分オリジナルの建造物を建てられるという画期的なシステムが搭載! ……されたのだが、このシステムが色々と不便。土地を平らに出来ないので変な風に浮いてしまうわ、壁も綺麗に設置し難いわ、とにかく不親切。(一応細かいテクニックを使えば綺麗に設置出来るが、攻略サイトや動画サイト等を見ないとまず気がつかない)3より世界が狭くなったのも不満。その分色々な場所が増えたというふれこみだが、やはり世界が狭くなったのは頂けない。不満点ばかりあげたが、新しい挑戦については賛否両論だと思うが、こういった挑戦は大事だと思う 。荒廃した世界感を醸(かも)し出す為だけにあったゴミが、今作では全てを分解して利用出来るようになったこと。名ばかりであったパワーアーマーが本当に装着出来る点。コンパニオンのキャラ付けやクエストの追加等、掛け値無しに評価出来る点も多い。賛否両論あるが良ゲーであることには間違いないだろう。レトロ感漂う世界観も相変わらず好き。しかし、フォールアウト3大好きなフォールアウトファンが今作で納得出来るかどうかは微妙である。
システム面 12/15点 評価B
『新しさ』 5点
たくさんの新しいことに挑戦している本作。最大の目玉(?)である拠点作りは、今までのフォールアウトにはない新しい試み。荒廃した世界で自分なりの建物を作れるという素晴らしいシステム。しかし肝心のこのシステムが分かり難いうえに、あまり冒険の利点になることがない。食糧なども自給自足出来るのだが、これもほぼ意味が無い。フォールアウトニューベガス3では、サバイバルモードという一定間隔で水分や食糧を摂取しなければいけないという難易度があったが、なぜか今作では存在しない。せっかくこういった自給自足要素があるのだから、サバイバルモードは欲しかった。また、拠点には容量があり、内装等を凝ったりすると、すぐに容量が無くなってしまう。ただ、拠点作りが素晴らしいのではなく、拠点作りという新しいシステムによって、今までゴミだった物がゴミじゃなくなったのが最高に素晴らしい。拠点作り以外に武器やアーマー等にも使えるが、もう少しバリエーションがあればなお良かった。他にはランダムで現れる伝説の敵を倒すと、ユニーク武器が手に入るようになり、これにより敵を倒すという楽しさが増した。仲間が死ななくなりセリフの大幅追加や、天候変化、主人公キャラ付け、パワーアーマーが本当に着れる等、良い悪いかは別にして、新しいことに挑戦しようとしていることがわかる。
『快適さ 』 3点
ファストトラベル等、最低限の快適さはある。しかし建物間を移動する時に、いちいちロードが入る。気になるって程気になる訳ではないが、快適かと言われたら微妙。今作では世界が狭くなった代わりに、色々行ける場所が増えた。そのせいで尚更ロード時間が気になる。アイテムを瞬時に何個も入れ替えられるようになったのはとても良い。人によって異なるだろうが、バグが少なくなり、動作のカクつきが減ったのは良い。まあコレは出来て当たり前のレベルなのだが・・・・・・。もちろん今作もバグがあるし、カクつきも長い時間やっていれば起きるであろう。
『システムのおもしろさ 』 4点
拠点システムはいまいちだが、根本となるゲームシステムの完成度は高い。自由度は相変わらず高く、様々なシチュエーションが待っている。今まではただ世界観を醸し出すだけであったゴミも、今作では色々と使えるように。街作りもアイディアは非常に面白く、拠点にいる住人と、やってくる敵とが乱闘しているのを遠目で見るのは中々に派手で楽しい。規制が無いのも良い点である。
ストーリー面 13/15点 評価A
『ストーリーのおもしろさ』 4点
BOS・ミニッツメン・インスティチュート・レールロードの4団体が主なストーリー軸。ほとんどがインスティチュートに絡むので、インスティチュートが主役ともいえる。どの団体も一癖も二癖もある団体であり、各団体に様々な思惑があるのは面白く、どこの団体も善ではなく悪でもない。しかし、ニューベガスではもっとたくさんの団体があり、かつ個別エンディングだったのに、今作はエンディングが全て一緒だというのにはガッカリ。手抜きだと思われても仕方ないレベル。主人公が父親というキャラ付けの弊害かも知れない。どこかの団体に所属するのではなく、全団体との和解ルートや全団体の破壊ルートも欲しかった。面白くなりそうな要素が多いのに、ここんところは惜しくて仕方ない。主人公が一児の親ということなので、ストーリーでのはっちゃけさが若干薄れてるのも気になる。逆に父親なのに何やってんの的な意味でははっちゃけてるかも知れないが。
『ストーリーのボリューム』 5点
メインシナリオはそこそこのボリューム。メインシナリオ以外にも様々なストーリーがある。大型DLCもあり、フォールアウト4一本で長い時間遊べる。アイテム集めやお使いのような完全作業的な物ではなく、ストーリーがあってのボリュームなので、ハマル人はかなりハマル。
『グラフィックと音楽 』 4点
3に比べたら格段にグラフィックは綺麗になっている。芋すぎた女性キャラも、なんとか見れるくらいのレベルに。相変わらず荒廃した世界の美しさは素晴らしいの一言。そんなに流れる訳ではないが、要所要所で流れるBGMも質が良い。
キャラクター面 15/15点 評価A
『個性』 5点
個性抜群のキャラが勢揃い。人間どころかミュータントやロボまで選り取り見取り。本当のモブ以外には全て名前が付いており、皆がフォールアウトの世界で生きています。ラーメンを売ってるだけのロボとか、もうその存在自体が個性のような奴もいるのが良い。そしてそんなロボにも色々な設定があるのが面白い。
『スポットライト』 5点
最初にあった時は特に何でもなかった人物でも、実は人造人間だったり(本人も知らない)何かのサブクエストに絡んでいたりする。名前が付いているキャラには、何かしら出番があるといっても過言ではない。
『キャラ数』 5点
ものすごくキャラが多い。こういったオープンワールドゲーは、キャラの多さがウリ。全員覚えられるわけないが、必ず印象に残るようなキャラが存在するはず。
ゲーマー面 14/15点 評価A
『やりこみ』 5点
このゲームをクリアすること自体がやりこみのような物。レベル制限が無くなったので、最強を目指すことも可能になった。強いて言うなら、ゴミを使って武器や防具とかも究極に強く出来るようになれば良かったと思う。街作りシステムも、やりこみとして考えれば非常に良いシステム。
『次回作の期待』 5点
改良の余地有りの部分が非常に多い。ただそれは、新しいことを試した一作目だからであり、今回の問題点を改良した次回作はぜひプレイしたい。
『ゲームバランス』 4点
難易度は五段階から調整可能なので、ゲームバランスは良い。・・・っと言いたいところだが、今作の新しい要素である、ランダムで特殊な能力のついた武器や防具が手に入るという要素に問題有り。当たり外れがあるのは仕方ないにしても、その差があまりにも激しすぎる。特に武器の『爆発』の性能がすさまじい。これさえ入手出来れば、難易度は関係無くなると言っても過言ではないくらいに強い。また、高難易度になると敵の攻撃が激しく、やられる前にやれという感じになってしまい、パワーアーマー以外の防具はほとんど意味を成さない。服を強化すれば良いのだが、進め方によっては一生服を強化出来なくなってしまう。
オマケ
記事を見直して、個人的に印象に残ったシーン3選。
(本当はもっとありますが、その中でも3記事選出)
選出理由:まさか15キャップを助ける為に、自分が一生治らない病気に犯されるとは思わなかった。画像の彼が健やかに眠れるのは、トモイナの犠牲のおかげである。
選出理由:この頃は武器がショボくて敵に大苦戦していた。そんな時にトモイナの切り札として投入されたのがパワーアーマー。それがたかが虫如きにやられた衝撃は計り知れず。(そのたかが虫が、このゲーム最強の存在だったのだが)
選出理由:ケロッグが歳取ってないのがおかしいと思ったから、まさかとは思ってけどそのまさかだった。しかもインスティチュートのボスにまでなってるという。その前に起きたバグも印象的。ゲームとはいえ息子。息子が死んだ時は結構悲しかった。
乙です。
個人的には楽しめましたがよく悪くもあまり前作から進化していないという印象。
サンドボックスという新たな試みが見られたものの、わざわざフォールアウトに入れる必要が?という声が多かった模様。
ただ、シリーズ初の次世代機だったので、新しいユーザーを獲得するという点では英断だった。好みが分かれるゲームだったので尚更。
あまりにも安定しすぎたためかユーザーからの評価は厳しめか、GOTYには選ばれず。クオリティが高いだけに色々惜しいゲーム。
ゲームバランスについてはトモイナさんもおっしゃる通り、武器ごとの格差が大きいこと。日記内では爆発について述べていましたが痛打のぶっ壊れぐらいもなかなかです。せめて生物には効いてインスティチュートやタレットには効果無しとかにしてくれればよかったんですが…。
こうなれば同じベセスダのDishonored2に期待するしかないな!(使命感)