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ナイト・イン・ザ・ウッズ 感想14話 『遊べないんだったら、何のために働いてんの?』

今回の記事について一言
『これからの日本』

 

※注意※
この感想日記は、ゲームのネタバレを含みます。ご注意ください。
筆者は初見プレイなのでネタバレコメントはお控えください。
なにとぞよろしくお願いします。

 

本編感想

前回のあらすじ:昔は良かった

特にやる事もないので、仕事中のビーの元へ。


メイ
「よおお、ビービー!」

ビー
「やあ、メイ」

メイ
「調子どう?」

ビー
「岩塩を運ばなきゃいけないんだ」
「今年はいつもより、超早く届いちゃった」
「なぜか除雪用シャベルまで・・・」

ビーの『ピックアックス』は、たぶん「なんでも屋」みたいな感じっぽい。
自分の住んでる所にも、なんか電柱に広告貼ってありますが
どこまでやってくれて、どれくらい金かかるんだろう。
レベル上げとか素材集めとかは、正直やってもらいたい。


忙しそうなビーに対して「今夜ちょっと遊ばない???」
暇人メイが誘います。

ビー
「ああ、仕事しなきゃいけないんだ」
「もし良かったら、付き合ってくれてもいいけど」

ここ、ビーの皮肉の効いたジョークですよな。
「一緒に遊ばない?」 : 「一緒に仕事しない?」
(「仕事で忙しいのが、見てわからねーのか」と、ビーは言いたい)

 

メイ
「あ、そうなんだあ…」
「ハンウィックのミニゴルフ行きたいなって」

ビーはそれを聞いて「意外といいかもね」と答えましたが
仕事を理由にメイからの誘いを断りました。

メイ
「ええええ、つまんないなあ」
「遊べないんだったら、何のために働いてんの?」


う゛っ!
全ての社会人に刺さりそうな言葉・・・・・・

ビー
「あの・・・給料。家賃。治療」
「そういうのがあるんだけど」

ここ、ビーが「即答」しないところが良いですね。
「給料。家賃。治療」と言えば良いところ「あの・・・」を挟んでるので
一瞬メイの言葉に怯んだのでしょう。たぶん。

 

 

~ ビーの仕事 ~

メイの遊びにビーが付いていく事は不可能ですが
ビーの仕事にメイが付いていく事は可能なので、ビーの仕事に付いていく事に。
普通にメイが、邪魔な気がしないでもない。

メイ
「っていうか、出張修理断れば?」

ビー
「ダメ」

メイ
「なんで?」

ビー
「これが『仕事』だから」
「人からお金をいただくんだよ」


本日は出張修理サービス。
真夜中までビーは仕事しているようですね・・・・・・

ちなみにトモイナ実家でも、今年の元日の深夜にトイレが壊れたので
出張修理依頼を(親が)頼みました。

世の中深夜に壊れてもすぐに直さないといけない物はたくさんあるので
出張修理サービスは、世の中に必要不可欠ですね。
ちなみに、長期連休中+深夜に呼んだので、めっちゃ高かったけど仕方ない。
自分の金じゃないし。

 


本日ご訪問する場所は、キャンプの山小屋を家にリフォームしたご自宅。
ビー曰く「狩り用のキャンプもあるから、撃たれないようにね」とのこと。

メイ
「雄ジカのシーズンって、まだ始まってないよね?」

ビー
「まあ、待ちきれないやつもいるから」

メイ
「さああつうじいいん」

ビー
「動物なら『殺人』じゃないじゃん」

メイ
「それって・・・黒っ」

ビー
「黒いのはこれから・・・」


これって、メイ達が「動物」だからという
ゲームに関するメタ発言なのか、待ちきれない奴は動物を撃ってると思ってるので
殺人だとは思っていないから発言なのか、どっちだろう。

いずれにせよ、今回の相手は「黒い」らしい。

 

 

~ ミランダお婆ちゃん ~

???
「急なのにすぐ来てくれて、ありがとうね」

ビー
「いいですよ」


ビーから「黒い」扱いされていたのは、お婆さんでした。
っあ、この人ってたぶん、ビーの店から派遣されてきた人を
地下室に閉じ込めたお婆さんか。
(ミランダお婆ちゃん)

ミランダ
「火災報知器でも起きないのに、ヒーターはうるさ過ぎて寝れないわ」

ビー
「見てみますね」

ミランダ
「ジーンが亡くなってからはね、あの『トントン』が耐えられなくなってね」

※ジーン
たぶん婆さんの旦那

ビー
「はい、わかりました」

ミランダ
「ジーンは本当に素敵な男性だったのよ・・・」

メイ
「あのさ、さっきの『黒いのはこれから』って、どういう意味?」


本人がいるのに、ここで聞くなよw

ビー
「そのまま聞いといて」

ミランダ
「私は絶対許さないからね・・・」
「ジーンを連れ去って・・・」

ビー
「はいはい」

ミランダ
「私だって面倒をちゃんと見てたのよ・・・」
「ネットでいろいろ調べながらね・・・」
「・・・変な臭いも一切しなかったのよ!」
「死んじゃったからって、人の旦那を奪うのはダメよね!」
「あのソファからヒョイッと、持ってちゃったのよ」

ビー
「完全に犯罪ですよね」

メイ
「うん、確かに誰かが犯罪をおもいっきり犯し・・・」

ミランダ
「税金が取れないからって、それが許せなかっただけなのよ!」


ミランダさんの話を分かり易くまとめると


婆さんの旦那さんであるジーンが死んだ。


死んだ旦那さんを、婆さんは死んだ状態で面倒を見ていた。
(面倒を見ていた~・変な臭いしなかった~)


ソファーで死んだままの爺さんを
市の職員(?)が回収しに来た。
(税金が取れない^)

ミランダさんは狂っているのではなく
ビーが以前「もう歳だから忘れちゃうんだ」と言っていた事から
恐らく認知症なので『旦那が死んだら何かをすれば良いかわからなかった』
っと思われる。
何も映ってないテレビが付きっぱなしなのも、たぶん認知症を示唆している。
こういう現実でもありえそうな陰鬱な描写が、このゲームの魅力の一つですね。

 

ミランダ
「まあ、お二人はもう聞きたくないかしら」
「せっかく来たんだし、冷蔵庫もちょっと見ていきなさい!」


ビー
「料金は30分単位で請求しますので」

しかしこういう相手にも商売して稼がないといけないのが
このポッサム・スプリングという町なのである。

 

 

~ 流行りは廃れる ~

ミランダさんの後についていき、冷蔵庫のある場所へ。

ビー
「はい、いい冷蔵庫ですね」
「で、故障箇所は・・・?」

ミランダ
「いいえ、故障なんてないのよ」


なんでもミランダさんは「いい冷蔵庫」だから
二人に見て欲しかっただけらしい。

ミランダ
「私があんたたちの歳の頃に、大流行だったのよ」
「何十年使っても壊れないしね」
「これを見ているだけで、若返った気がするわ」

メイ
「この間帰ってきた時、こういうの見たよ」

ミランダ
「あら、そうなの?」
「どこで見かけたの?」

メイ
「森の中でさ、ゴミに混じってて、川に半分沈んでたよ」

ミランダ
「・・・」

 

・・・・・・

 

ビー
「では、ヒーターの方を!」


メイちゃん空気読もう!

しかしこの短い会話に、何か色々詰まってる気がしてならない。
ミランダさんにとっては、昔流行った冷蔵庫を見ると若返った気がするらしいが
現代の若者(メイ達)にとっては、その冷蔵庫はもはや古臭い物になっている。

しかし今若いメイ達も、更に若い世代(地下の10代と思わしき若者達)には
相手にもされていないのが、なんとも言えない。

いいね~。
基本戦闘とかアクションあるゲームの方が好みだけど
適度にアドベンチャーゲームも混ぜていくべきだと思う。

 

 

次回:ナイト・イン・ザ・ウッズ 感想15話 『あたしはどんな相手だってボッコボコにすんぞ』
前回:ナイト・イン・ザ・ウッズ 感想13話 『あらもういかなきゃ、ごめんばいばい!』

コメント

  1. 更新乙であります。
    名前;孤独トモイナ クラス;社畜(レベル30)
    HP(ヘンタイポイント);0809 /LP(ロリポイント);1011 /羞恥心 5%
    ……ちなみに10月11日は中国では「ロリの日」らしいぞ。(英語の「loli」から)

    「社畜」と言われてでも、何で働くんだろーね?教えてトモイナさん!(笑)
    >「遊べないんだったら、何のために働いてんの?」
    これってつまりは、「生きていくための給料=金を得るために」なんだけどさ?
    労働の意義を考え出すと、かなりな深淵を覗き込むことになるんだ。厄介だぜ……
    ①西洋社会では元々、「労働」とはネガティブなものだった
    特に古代ギリシアの哲人たちは、労働はクソだと思ってた。(奴隷がする仕事だから)
    聖書だって「労働は人間の原罪の対価だ」と見做してたし……労働=苦役の印象さ。
    ②近代における資本主義の発展が「労働」の価値のパラダイムシフトを生む
    マックス・ヴェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」参照。
    まあマルクスやら近代経済学やら言い出すとキリがないから以後省略。めんどい。
    ③「労働」自体に価値・生きがいを見いだす日本文化
    最高神アマテラスが機織りで働き、多くの神々が農耕に勤しむのが日本神話ッス。
    労働=善行、全ての労働は尊いもの、労働は生き甲斐……そーなっちゃうよな〜?
    ……まあ日本人にとって、労働の効率は二の次なんです。一生働きたい民族(苦笑)
    ……実際、「リタイアすると暇で暇でやってられん!」というシニアが多いんだよ。

    ビーがどーしてクソネコを見放さないのか、よくわからん。友達と言えばそれまで。
    親鸞「善人なおもって往生を遂ぐ、 いわんや悪人をや」メイちゃん往生しいや?
    ところでビーの服装が聖職者っぽいんだけど、胸に付けてるのは「アンク」だよね。
    ・古代エジプトにおいて「生命の象徴」とされたアンク十字。T字の上に卵型が。
    ・「アンク」という語自体が古代エジプト語で「生命」の意味。そのまま表音文字。
    ・有名なツタンカーメン王の名前にも入る。正しくは「トゥト・アンク・アメン」
    ・意味は「アメン神(アメン・ラー)の生ける似姿」伝統的なアメン神信仰への回帰。
    ついでだからツタンカーメン王について書いとく。トモイナさん好みの経歴かも?
    ・左足が悪く、歩行には杖を用いていた少年王。一応、戦地には自力で赴いてる。
    ・アクエンアテン(アメンホテプ4世)が、その同父同母の妹に産ませた息子。
    ・妻のアンケセナーメンは異母姉。7歳ほど歳上だった模様。夫婦仲は良好。
    (なおアンケセナーメンは、その父親との子供を産んだ経験がある。もう滅茶苦茶)
    ……まあ古代エジプトのファラオは、近親婚が当たり前だったのですが。やれやれ。

    ミランダさんのような事例は、日本でも見受けられます。
    別に認知症でなくても、遺族が「死を認識したくない場合」だってありますし……
    「年金を受け取り続けたい」から、生存を偽装して遺体を放置するケースもあるの。
    なお同居の親族には埋葬義務があります。死体をそのまま放置すると罪になるぞ?
    ・刑法190条「死体損壊・遺棄罪」
    死体や遺骨、副葬品を損壊・遺棄・領得した者は、三年以下の懲役。
    ……アメリカでも死体遺棄は罪になるはずですが、量刑はどーだったか忘れた。
    ……まあ今回のミランダさんのケースは当局が内々で処理したんじゃないのかな?

    ーーーーー
    「ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団」はじめました。これで同時進行3本目だ。
    以前の傑作「ルフラン」のスタッフが再結集したダンジョンRPGなんですが……
    戦闘はかなり戦術性が要求されてますし、キャラメイクもこだわれそう。好いぞ。
    一見「世界樹の迷宮」っぽく見えますが、やはり「ディスガイア」に近いッス(笑)
    ……こいつも時間泥棒っぽくて困る。来月までにグリードフォールは終わるけど。

    • >くろねこさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      10月11日は中国では「ロリの日」だと!?
      日本だと何日なのだろうか・・・・・・子供の日と併用?

      自分は一体何のために働いているのか。
      嫌な事までして俺は生にしがみついているのか。
      労働=奴隷なのは、今なおそうだと思うんですがw 会社の奴隷。
      昔は日本人もめっちゃ働きすぎだったので、今は多少改善されてますね。
      まあ国力は下がりましたが・・・・・・シニアは働きマンですが、若者は。

      クソネコ呼ばわりに草
      ビーもかつてはメイと同じワルガキ友達で
      かつ今のメイの自由奔放な生き方に若干の憧れを抱いてるからだと思っております。
      ヤンキー女同士の友情みたいな奴。ビー姉貴がお人よしってのもある。
      ビーの服装の「アンク」は、ただ中二病的にカッコイイからという理由で
      付けているだけなのでしょう。♰トモイナ♰

      ツタンカーメン王の履歴よりも、光源氏の履歴の方が好き。

      (ミランダ
      日本でもあるんか・・・・・・
      「死を認識したくない場合」はまだしも
      「年金を受け取り続けたい」からは、もう完全にクソですな。
      まあ給料(年金)が実質二倍になるみたいなもんですからね。

      ミランダさんの反応から見るに、ボケだと思いますね。
      地下室の鍵を意味もわからず閉めてますし。

      (「ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団」はじめました。
      まさかのVITAにも出てるソフトですな!
      ルフランもそうですが、日本一にしてはわりと乞う尿らしくてホッコリ。

  2. お疲れ様です
    メイちゃん、KYというか無神経というか。多分ビーも遊びたいんだろうなあ…超激務(メイがビーの状況あんまりわかってないから仕方ないけど)その点グレッグは仕事ちょいちょいサボってるのである意味大物である

    • >ポケ丼さん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      遊びたいというより、誰かにかまってほしくて仕方ないんでしょうね。
      グレッグの方が、人生上手くやってる気がしますw
      適度にサボる事は、大事!

  3. 更新です!
    もう、今年は殆ど休みが無いですよ。
    笑うしかない。
    何もする気が起きない。
    ポッサムスプリングに住もうかな・・・

    • >きんちゃさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      冬休みもない感じですか・・・・・・貴重な休み大事にしてくだされ。
      放送来てくれてるとある人もそうですが、休みがあまりないところで働いていける気がしないw
      給与は正直低くても良いのだ!

      ポッサムスプリングには未来がない・・・

  4. 更新お疲れ様です。

    「遊べないんだったら、~」は今が良ければいいという考え方。
    ビーの方が先を見据えている考え方ですね。
    (大人な考え方ともとれなくないですが、大人だって出来れば遊んで暮らしたいですよ…)
    メイに乗ってくれて仕事先に連れてってくれたビーも内心そう思ってるんでしょうか。

    動物と間違えられて撃たれるとか、ところどころダークなネタが散りばめられていて怖さや不気味さが感じ取れますが、それがこれからの展開にどう繋がるのかが楽しみですね。
    このミランダさんも認知症で前科(地下室閉じ込め)があり、二度あることは三度……あるのかな?

    • >もっちりけだまさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      まあ自分も「老害」って言葉はあまり好きではありませんが
      石川は、絵にかいたような典型的ザ・老害ですね……
      (昔の風習に縛られる・頑固・人の話を聞かない 等など)

      仁に皮肉を言わせるとか、石川は相当ですよね。
      しかもこれで終わりではなく、まだまだやらかすというw

      「誉れ」が通じるのは、こちらが有利な時だけですよね。
      劣勢の場合は、四の五の言ってられないですし
      名乗りもあげてる余裕なんてないですな。
      (名乗った結果、安達殿は無駄死にしましたし)

    • >もっちりけだまさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      近々判明しますが、ビーもめっちゃ嫌々ながら仕事しているようですし
      本当はメイのように自由気ままに生きたいんでしょうね。

      ミランダさんについては
      一度ある事は……ってオチですw