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戦国無双4-2 評価・レビュー

このゲームのプレイ日記はこちら

 

プレイ済みナンバリング

三国無双:1,2,3,4,5,7
戦国無双:1,2

 

評価を書いた時点でどこまで進んでいたか

全章クリア
他:無限城100階制覇
プレイ時間:40時間

 

評価ゲームタイトル

『戦国無双4-II』
コーエーテクモゲームス 2015年2月11日 発売
対応機種:PS4,PS3,VITA

このゲームってどんなゲーム?

戦国時代を元に誰でも簡単操作で一騎当千が楽しめるアクションゲーム。とにかく敵をバッサバッサ倒していくのが爽快なゲーム。操作も簡単で誰にでもできます。バッサバッサ倒すといっても、残酷な描写もないでご安心を。戦国の歴史が知らなくても大丈夫です。

 

前作やってなくても大丈夫? 今作からでも大丈夫?

大丈夫です。今作初プレイでも問題なし。前作未プレイでも問題なし。
シリーズ何もやってなくても問題なし。歴史を知らなくても問題ないです。

 

総合得点 61/100点 ランクB+

61/100点 ランクB+

個人評価23/40点 ランクC
個別評価38/60点 ランクB

 

レーダーチャート


 

個人評価 23/40点 評価C

『無限城が全てを台無しにしている』
久しぶりの戦国無双シリーズだったが中々おもしろかった。PS4のソフトで初のプレイだが操作は快適だし、なにより敵がウジャウジャ沸いて爽快感抜群。ステルス兵等もいないし快適そのもの。ただストーリーモードが終わったらそれで終わりである。無双系の宿命なのだが、やはり途中で飽きる。ストーリーモードも半分くらいで飽きる人が多いんじゃないだろうか? 制作者もわかっているのか、上の方におもしろい章が固まっている。昔の無双は味方も結構いた気がするが、今回はあまり味方が目立たない。自分は仲間と共闘する感じが好きなので戦場に仲間が少ないのどうなんだ? 昔は仲間と一緒に大将に突撃とかもあったのに。それと開始直後から敵大将に突撃出来ず、結局ミッションをこなすだけ。ミッションいらないんだが。それに無限城の出来が悪すぎる。PS4でバージョンアップせずに、まさに昔のまま無限城が復活した感じ。せっかくの良いキャラクター達の活躍の場がなくもったいない。それに猛将伝と違うとか言ってるけど、前作が入っていないんだったら猛将伝の方が良かった。猛将伝の追加要素だけを抜いたボリュームよりはあるけど、それなら4-2なんかじゃなくて5出せば良いんじゃんと思う。

 

 

システム面 11/15点 評価B

『新しさ』 2点

4からあるらしいが神速アクションがとても良い。従来の△だけ押す攻撃が全て移動と攻撃を備えた技になった。このアクションのおかげで攻撃パターンが増えたのも良い。ただ、×ボタンで敵の攻撃をかわせる影技がまるで意味がない。難易度が高い時に使っても影技した後もすぐ攻撃されるので結局従来通り、敵に攻撃されたら無双乱舞で反撃する事になる。敵武将の体力が低い時に起きる殺陣もする必要なし。そのまま削れば良いだけ。無双極意やそれからの無双奥義も三国無双7で実装済みなうえに、移動しながら巻き込んで爽快だった三国無双7に比べて爽快感が劣る上に、無双奥義の最後に文字が出るカッコイイ演出あるのだが、格好付けてるところの硬直で敵が受け身をとるので、最後だけ当たらない等のイライラもある。

 

『快適さ 』 5点

操作性はとても良い。特にPS4のタッチパッド(真ん中の大きい奴)でキャクター切り替えやオプションにいけるのはとても快適。操作性に文句の付け所がない。キーコンフィングももちろん可能。

 

『システムのおもしろさ 』 4点

たくさんの敵をただ倒す。誰かがやりそうな事でやらなかった事を無双がやった。次世代機との相性も抜群。画面に映される兵が増え、消えたり消えなかったりのステレス兵もいない。ステージを選ばなければ出来なかった千人切りも毎回出来る程。昔から変わらない基本システムの良さ。ただ技能システムの成長と合成システムがおもしろくない。技能システムは、似たようなシステムがたくさんあるし、結局は適当に取っていくだけ。書物の数もかなり必要。合成システムも評価出来ない。結局は同じ属性の武器を合成していき、ひたすら限界突破を目指すだけ。しかもDLCで結構強い武器まで手に入る始末。問題なのが馬。馬も合成出来るのだが、チャレンジモードで手に入る松風が強すぎて普通の馬を合成する気をなくす。

 

 

ストーリー面 9/15点 評価C

『ストーリーのおもしろさ』 3点

全13章。一章につき5話の全60話。全60話だが、章によって同じステージが繰り返される場合も多い。北条軍を倒すステージや関ヶ原のステージは、何回もプレイする事になる。一つの章にムービーは3つ程。会話は選んだ仲間によって、戦闘前と戦闘後に少し入るのみ。一つ一つのストーリーの細かい描写はないが、さすがに13章もあれば一つくらいなんとなく心に来るお気に入りの章が見つかるはず。どれもこれも最悪というストーリーはなくしっかりとした作り。昔と違い合戦中に入るムービーがかなり減ったので、ストーリーの濃密度が減った。

 

『ストーリーのボリューム』 4点

ストーリモードを全てクリアするだけなら約20~30時間。定価6000円くらいだったので、一時間300~200円。思いの他遊べたかなというところ。13章だからすぐ終わるかと思いきや、一章が長い。最初から総大将に突っ込んでクリア出来た昔の作品と違い。今作はある程度ミッションをこなさないと総大将までいけない。自由度が減ってしまったが、ボリュームという点では割りましされている。

 

『グラフィックと音楽 』 2点

特筆すべきグラフィックと音楽はなし。ED曲なども入っているがほとんどが聞かずに飛ばすであろう。OPも各ムービーの切り貼りでやる気なし。昔の作品では、通常画面がそんなに綺麗ではなかったのでムービーの綺麗さが目立ったが、ムービーと通常でグラフィックがあまり変わらないのでムービーのありがたみがあまりない。ムービーが栄えるど派手なアクション等が少なく見応えがない。誰かの死を見届けたり、一人語りで終わるムービー多数。兵が消えたり消えなかったりしなくなったのはとても良く、遠くまで兵が見える点は良い。

 

 

キャラクター面 11/15点 評価B

『個性』 5点

これだけキャラもいれば個性も出てくる。ちょっと章をプレイするだけで、コイツはこんなキャラなんだなという事がすぐにわかる。新キャラクターである井伊直政も個性がなさそうで「ダメです。ダメすぎます」という口癖のキャラ付けでなんだかんだで頭に残る。これだけキャラがいても個性のないキャラはほとんどいなかった。いても1~2人。ただ、スポットライトで記述するがこの個性を生かし切れていないのが残念。

 

『スポットライト』 1点

非常に残念。全員が主要キャラであり、これだけ個性豊かなキャラクターがいるのに、ストーリーモードが終わればほとんど出番がない。井伊直政で例を挙げると、彼が主人公である新星の章では彼の活躍を見る事が出来るが、それ以外では好敵手の章で少し出るだけである。他のキャラクターも全てそう。こういったキャラクターを活かす為に、三国無双7でいう将星モード。戦国無双4であった流浪演舞。っと言ったモードがあったが、何をトチ狂ったのか無限城というあまりにもつまらないモードを追加し、こういったキャラクター達の絡みがなくなってしまった。無限城でキャラクターとの絡みがあればいい物のまるでなし。ストーリーモードでスポットライトが当たるのは当然なので、それ以外で魅力的なキャラを全く活かしきれていない事を考えると評価1でもなんらおかしくはない。

 

『キャラ数』 5点

総勢56人。文句なしの多さである。特に今回では全くと言っていいほど出番がない武田信玄や上杉謙信等もキチンと入っており。佐々木小次郎や宮本武蔵なども入っている。使いたいキャラがどの章をクリアすれば使えるかわからないのが問題だが、特に難しい条件はなく、とにかく章をクリアかチャレンジモードをクリアすれば全キャラ使用可能になる。

 

 

ゲーマー面 8/15点 評価C

『やりこみ』 2点

本作のやりこみ要素であっただろう無限城がまるでおもしろくない。この無限城。なんと100階をクリアしても永遠に続くが、100階以降をやろうとする人は、よほど時間がある暇人か他にやるゲームのない暇人だけであろう。入る毎にランダムなイベントとランダムな地形になるが、何回かやればイベントはほとんど全て見る事が出来、地形も似たり寄ったりの地形ばかり。10階毎にちょっとしたボスバトルになるが、このボスバトルもただ無双武将の顔色を悪くしての使い回しである。100階に行っても三国無双の呂布が出てくるという嬉しいサービスもなく、ただ一部の武将に褒められて終わるだけ。正直100階まで行くのも苦痛であり、何人のプレイヤーが100階までやろうとするのだろうか? 幸いシナリオを全キャラでクリアすると金冠がついたりするやりこみが申し訳程度についているのが救いだが、やりこみというより全て金冠にする人はトロフィー目当の人が多いだろう。

 

『次回作の期待』 2点

無限城を除けば今作で戦国無双は完成系と言ってもおかしくないシステムの出来であり、今度どのように発展するかという期待感は薄い。無双自体が三国無双2辺りで完成してしまっているので、なんとか繋ぎ繋ぎで新作を出している無双シリーズであるが今後どうしていくかは謎である。ただ次回作がものすごくおもしろくなったり、ものすごくつまらなかったりする事はないと思われる。

 

『ゲームバランス』 4点

無双のゲームバランスというのはあってないような物だが、キチンと難易度調節は出来る。一人のキャラクターが数千に対して無双するというコンセプトのゲームなのでこのゲームはバランス無視のゲームである。一応難易度調節もあり、最高難易度の地獄にするとザコ兵も積極的に攻撃してくる高難易度になる。アクションがヘタな人は優しいにすれば良いし、最低限のバランス調整は可能であるがそもそもゲームバランスを評価するゲームではない。キャラの性能差のバランス格差はあるが、誰を選んでも無双する事に変わりはない。高難易度にすると、振りが早く属性が常時つけられるキャラが有利という程度。そもそも地獄で全ステージクリアという高難易度でプレイする人も少ないだろう。地獄をクリアするには相変わらず修羅属性一択。

 

 

オマケ

好きだった章(プレイ日記なのでネタバレ有り)
戦国無双4-2 反逆の章感想
戦国無双4-2 盟友の章感想
戦国無双4-2 百花繚乱の章感想

 

 

コメント

  1. 戦国無双4と4-IIのレビュー、拝見しました。
    私も共感できる部分が多く、とても参考になりました。

    戦国無双4にあった流浪演舞が
    4-IIではなくなってしまったことは、同じく惜しい気持ちです。
    薄暗い無限城を延々とやるのはモチベーションが保ちません。

    よって、オリジナルキャラで流浪演舞のようなものが好きな私には、
    『戦国無双 Chronicle 3』がピッタリだと気づきました。
    戦国無双4よりも後から発売されたため、4のシステムは持っているようです。
    いかがでしょうか。

    • >むぎちゃさん
      コメントありがとうございます!

      自分のレビューが少しでも参考になったのなら良かったですw
      不評ならまだしも戦国4の流浪演舞を消す意味がわからないですよね。
      それに変わる無限城が信じられない程出来が悪いですしね・・・

      自分もオリジナルキャラ作って元々いる無双キャラと仲良くなったり
      歴史を作っていくのが好きなので、クロニクルシリーズも大好きです。
      3DSは画像が撮りにくいのでレビューや記事にするのは、本当に気になったりする物だけです。
      (今で言うとFE)

      ちなみに自分は初代戦国無双のミニゲームで能力決まるシステムとかも好きでしたw

  2. 無双はネタ切れが諌めないですからね……

    いい加減海外にも目をつけようぜ(レオナルドダヴィンチが信長ポジションだろうか)
    近年は他の作品の無双化に以降してますしね……

    無双は爽快感を求めた物なのでもう少しBGMの盛り上がりと奥義がよければなぁ……

    • >ゲイリー23さん
      コメントありがとうございます!

      海外ネタにすると日本人が食いつき難いからダメなのでしょう。
      そもそも TROY(トロイ)無双 なる物があったじゃないか!
      無双7の覚醒奥義は結構良かったので、こちらにも欲しかったですね。。。

  3. またつまらんものを斬ってしまった。む、これはコンニャク(使用済み)!

    TROY無双は期待していただけに残念…まあキャラ設定も馴染みないだろうし、仕方なし。
    「誰からも信じてもらえない天才少女カサンドラ」と「くたびれ中年奇才オデュッセウス」
    この両軍師の智略戦で何かかいてみたくもありますが……たぶん、うけない。やれやれだぜ。

    ルネサンス期だったら主役はダ・ヴィンチよりも、チェーザレ・ボルジアのほうがオススメ。
    法王の私生児で、美貌の妹と謎の仮面の剣士がセットでついて来るぞ?マキアベリ先生推薦。
    狂的な宗教煽動者のサヴォナローラ、ミラノの僭主スフォルツァあたりもキャラが濃いけど。

    あ、オリジナルの豪快な日本史アレンジも大好きです。何と言ってもキャラが美麗だしぃ?
    もう発展性が望めない(けれど収益は見込める)看板シリーズなのは確かですけれどねぇ(苦笑)

    • >くろねこさん
      コメントありがとうございます!

      どこの五右衛門ですかw
      自分は全く期待していなかったので、内容もどんな物か不明です。
      まぁトロイさんが無双するのでしょうw
      くろねこ先生! 知らない人名だらけで困りますw!

      トモイナは無双と信長の野望・三国志知識でしか、歴史は知りません。
      なので軍師はビーム撃つと思ってます。