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ナイト・イン・ザ・ウッズ 感想20話 『負け犬家系の最新失敗作かもしんないね』

今回の記事について一言
『親の期待は、子供にとっての重荷』

 

※注意※
この感想日記は、ゲームのネタバレを含みます。ご注意ください。
筆者は初見プレイなのでネタバレコメントはお控えください。
なにとぞよろしくお願いします。

 

本編感想

前回のあらすじ:ビーと喧嘩しちゃった

メイ
「お母さんは今日、どうしたの?」

メイ父
「ちょっとストレスがたまってるだけだよ」

メイ
「曖昧過ぎるよ」

メイ父
「へへ、まあなあ」
「こんなこと聞きたくないだろうけど」
「『大人』ってのは、相当ストレスが溜まるもんなんだよ」

メイ
「嫌だなあ」
「とりあえず今までのストレスは、消えればいいんだけど」

メイ父
「いや、それもそのまま続くんだよ」

メイ
「チッ」

メイ父
「でも人生って短いし、そのうち楽になるから」

メイ
「それって死ぬってことでしょ」


やはり死こそ救済。
自分もストレス溜めて、ストレス中々抜けないタイプ。
いつまでもネチネチしてる。

あー、死にたいわー(口癖)

 

メイ
「で、2階の部屋の扉の前の荷物は?」

メイ父
「わかった、後で片づけとくから」


そして今日も謎の夢を見て終了。

毎夜出てくる黒い獣が、今日はちょっとビーっぽいけど
なにか意味あるのだろうか。

 

 

~ 次の日 ~

毎朝日課のPCチェック。


ビーは収穫祭の準備で忙しいのか、不在。

昨日あんな出来事があったのに
ポッサムスプリングの収穫祭(笑)なんかの手伝いをしてるビーは
マジ不憫。

グレッグ(メッセ)
「ハッピーハロウーーーン!!!」
「こわ~~~い、ハロウィーーーン!!」

マジグレッグ癒し。

 

自分が小さかったころの家族写真を眺めるメイ。

メイ
「あれからはかなり成長したな、あたし」
「背はちょっと高くなったし」
「横幅もちょっと大きくなったし」
「おじいちゃんに言わせると『丈夫』にできてる子だって」
「・・・・・・」
「もうそれでいいわ」
「『丈夫』にできてるんだもん」


かつておじいちゃんに言われた
「丈夫にできてる」という言葉でしか
自身の成長を実感出来ないのは悲しいな。
まあ俺も自分が成長してるとは思えないけど。

 

 

~ オハイオお母さん・・・・・・ ~

メイ
「ねえ、お母さん」

メイ母
「ん?」

メイ
「あの・・・」


メイ
『大丈夫』 ←
『どうしたの?』

メイ母
「うん、大丈夫よ?」

メイ
「・・・・・・」
「ウソつけ」

ゲーム内では(キャラの表情は)変わりませんが
母親の表情や雰囲気で察したのか
メイは母親の「大丈夫」発言を「ウソ」だと言います。

 

メイ母
「ね、そろそろ大学の話ししない?」


うわっ! 来たよ・・・・・・

メイ
『え、まあ、いいけど…』
『あんまり』 ←

メイ母
「いつになったら話してくれるかしら?」
「いつでもいくらでも、聞いてあげるからね?」
「もう聞きたくてしょーがないのよ」
「家族みんなで決めたプランを、なぜ突然断念しちゃったの・・・」

メイ
「お母さん、何なの?!」
「どうしたの、急に?」

メイ母
「あんたはね、ボロ・・・」

メイ
「『ボロウスキ家で初めて大学まで進学した人!』」
「はいはい、わかってるって」
「幼稚園の頃からずっと聞かされてんだから」

メイ母
「生まれた時からずっと計画してたのよ」
「18年間もかけてね」


あー、それは親として子供に言うってはいけない事だと思う。

メイ家としては、メイにはかなり期待していたようですね。
んで苦労して大学行かせたと思ったら、娘が帰って来たと・・・・・・
まあガッカリする理由もわからんでもないですが
親に対する子供への期待って、子供にとって思った以上に重荷ですからね。
自分もそうでした。

メイ母
「いろいろと大変だったのよ?」
「それなのに結局ここにいたいって」
「急に言い出しちゃって…」
「それだったらあれだけの努力と、大金と、不安は
全く意味がなかったじゃないの?」

メイ
「・・・・・・」


うわー、アカンですよ。
これはアカンですよ!

お母さんもストレス溜まってるんでしょうけど
コレはいけない。

メイ
「何、また気分変動でも起こしてんの?」

メイ母
「気分変動が激しいのは、お母さんじゃないでしょ」

メイ
「うちではお母さんが一番喜怒哀楽激しいじゃん」

メイ母
「まあ『うち』があるうちに、存分に楽しんでおきなさい」

メイ
「はぁ!?」
「家がどうなんの!?」

メイ母
「『うちらが今いるべき場所じゃない』かも」

メイ
『それって、面白くもないよ』 ←
『っていうか、すっこんでろ』

メイ母
「まあ、気にしないで」
「あんたは何も気にしない主義でしょ」
「だからもういいよ」
「これからも何も気にしなくても
いつも通りどっか行って適当に遊んできなさい」


メイ母もストレス溜まってるんでしょうけど、これは良くないですね。
心配してくれた娘に対しての、八つ当たりに近い。

メイ
「っていうか、あれなんだよ」
「『世に出て頑張って成功した』っていう実例が身近にちゃんとあれば
あたしはこんなことになんなかったんじゃないの?」


娘も負けていませんな。
成功した奴が身近にいないと、実質母親に喧嘩売ってますね。
メイは母親似な気がする。

メイ母
「いや…いや!」
「そんなことは言わせ・・・」

メイ
「こっから出て行って欲しかったんじゃないの?」
「自分じゃそれが叶わなかったからっつって」
「あたしってとにかくボロウスキ家っていう」
「負け犬家系の最新失敗作かもしんないね」

メイ母
「・・・・・・」

メイ
「・・・・・・」
「もう行くわ」

メイ母
「・・・・・・」


母親との会話が、一番見てて心臓が痛いな。

メイの言っている事が事実であるなら
メイ母もポッサムスプリングという終わった街から出たかったが
それが叶わなかったので、娘に夢を託したのか。

しかしメイは、昨日は友人(ビー)に「死ねよ」言われ
今日の朝は母親に「あんたは何も気にしない主義でしょ」と言われ
精神的にキツイ物がありますな。

 

~ 今日は収穫祭 ~


そんなキツイ状況にあるメイですが
本日は『収穫祭』という、ポッサムスプリングのお祭り。
仮装している住民もいたので、どうやら『ハロウィン』っぽい。

ハロウィンでいつも思うんですけど
トモイナさんが産まれた時代は
日本でハロウィンってスルー気味のイベントでしたが
いつから渋谷で馬鹿がバカ騒ぎするイベントになったんだ?

 

 

次回:ナイト・イン・ザ・ウッズ 感想21話 『助けてやるに決まってんじゃん』
前回:ナイト・イン・ザ・ウッズ 感想19話 『ビーはだって…すげーやつじゃん』

コメント

  1. お疲れ様です
    メメント・モリ
    自分はちょっとしたきっかけでストレスというかモヤモヤがめっちゃ溜まるけど寝たりちょっと嬉しいことあったらすぐに忘れますね…まあ一時的なので忘れた頃にモヤモヤが出てしまうという
    昔は近所でハロウィンのイベントやってたけど子供たちが大人になるにつれもうやらなくなってしまった。時の流れよ…
    幼稚園の頃からずっと聞かされてたのめちゃくちゃプレッシャーになってただろうなあ、メイ…
    ポケ丼の親もまさか娘が中学になって不登校になるとは思わなかっただろうなあ…あははは…笑えねえ(´・ω・`)今は楽しいからいいけどその事でだいぶ迷惑かけてると思うのでちょっと傷が…ウッ

    余談
    もうすぐふゆやしゅみいいいいいいい!!!!んほおおおおお!!!!大人になると金が増える代わりに時間が無くなると色んな人から言われたのでしっかり遊ぼうと思います…

    • >ポケ丼さん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      自分は嬉しい事があっても、ストレスというか恨みはずっと覚えてますねw
      自分もタイに住んでいた頃はハロウィンで仮装したなあ。

      幼稚園の頃からかつ、ボロウスキ家初の大学進学って
      そりゃあメイもプレッシャー感じますよね。

      ポケ丼さんもメイも若いから大丈夫!
      ポケ丼さんが思っている以上に、女性の若さは無敵。

      (ふゆやしゅみ
      ぼくみょおおおおおおおおおおおおお!!!

  2. 更新乙であります。

    >やはり死こそ救済。
    >あー、死にたいわー(口癖)
    まあ、そーですけどね。でもさ、どーせいつか、放っておいても死ねるんですぜ?
    何もしなくても死ねるわけだし、それまではセコセコ足掻いてみるのも一興では?
    生命が地球上に誕生してから38億年。その間誕生した生物種の99%以上が絶滅済。
    隕石落下か、火山噴火か、案外呆気なく(人類ごと)死ねるかも知れませんよ?(笑)
    「死のうは一定、しのび草には何をしよぞ、一定かたりをこすよの」
    人は死ぬ定め。自分の業績(生きた証)をもとに後世の人が自分を語り継いでくれる。
    ……織田信長って人が好きだったという、小唄でありんす。やれやれでござる。

    >「あれからはかなり成長したな、あたし」
    >「もうそれでいいわ」「『丈夫』にできてるんだもん」
    「鈍感力を身につけた」「スルー能力を得た」と言った方が正しいよーな気もする。
    周囲への気配りは犬の餌にでもして、ツッパり通す覚悟……そんなん要らんがな。
    まあ、ズケズケあけすけ勝手放題に生きていけるものならば、やってみたまへ!
    何が君をそこまでさせるのかは知らんけど、ロックンロールな生き方ではあるな。
    ……もっとも、クソネコがどこまで自覚しているのか、計算できてるのかは不明。
    ……なーんにも考えていないガキのまんま、そーいう可能性だってあるんだよな〜

    メイの母を弁護すると、「大学に行く」ってことは大きなチャンスだったんだよ。
    何故ならアメリカって日本以上に、超学歴社会なんだ。ある程度の進学は半ば義務。
    ・1960年代まではアメリカの大学進学率は、せいぜい10%ぐらいだった。
    ・現在では60%を超える進学率であるが、実質エリートと言えるのは昔同様10%。
    ・こーいうのも何だけど、行く価値が微妙な学校が……まあ、どこでも一緒さ!
    ・学歴階級社会であるのは確かだけど、入社後は更に徹底した「成果主義」なのだ。
    25歳以上のアメリカ人の最終学歴の割合/2002年のデータでちょっと古いけど。
    ・学士、修士、専門課程、博士……26% (医師や弁護士は大学院級の学位が必要)
    ・準学士、いずれかのカレッジ(短大相当)……26%
    ・高校卒業……33%
    ・高校卒業未満……15%
    ……学歴を娘に与えてやりたい、「上」に行かせたい。それも親心だと思うんだ。
    ……金銭的負担が大きい、元を取れない。アメリカの大学進学率は順調に低下中。
    メイにずば抜けたスキルがあるのなら、大学なんかどーでもいい。成果主義万歳!
    ……なんつーか、回を追うごとに「鬱になる」記事内容のゲームですね(苦笑)

    ーーーーー
    ハロウィン、ねえ……
    昔はクリスマスもバレンタインも、イベントじゃ無かった。誰かが仕掛けるのさ。
    「何かが流行ってます!」とメディアが言う時には、誰かの思惑がある。これ常識。
    鬼◯、新O久保の食いもの、BSドラマ、◯流アイドル……熱烈な推しは不自然さ。
    あ、渋谷ハロウィンは、2013年前後ぐらいから流行った感じ?SNSが悪いのさ(笑)

    • >くろねこさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      放っておいても死ぬなら、今死んでも変わらない・・・・・・
      セコセコ苦しみが続くなら、早く楽になった方が。
      もう俺は駄目だ~。皆が思ってる以上に駄目だ~。
      苦しみの9割は会社。

      鈍感力やスルー能力って、わりと重要な気がする。
      気にしたら負けって奴ですな。

      韓国も超学歴社会だった気がしますが
      日本ってわりと受験戦争甘い方なのか・・・・・・?
      成果主義・・・嫌だなあ。
      才能ないトモイナからしたらツラミ。

      (誰かが仕掛けるのさ。
      クリスマスにもバレンタインにも踊らされないトモイナさん偉い!

  3. この一連の流れはメイにはキツイですな…
    でも物語重視のゲームはこういう山場があると見る分にはめちゃ楽しいw

    ハロウィンは5年くらい前?から急にしゃしゃり出てきた感じがありますね。
    イキったリア充がウェーイしてるだけだから嫌い!

    (…と思ってたけどピク○ブはでサキュバス系のコスプレしたメスガキにイタズラされる絵が大量投入されるからハロウィン大好きです…)

    • >マサキさん
      コメントありがとうございます!

      いやあ、これ自分がめいだったらもう死にたくなりますね。
      でもこういう苦しい展開、物語的には大好き(鬼畜)
      ハロウィンとかいうリア充のクリスマス前オフパコイベント大嫌い。
      スケベ絵が増えるのだけは評価!

  4. 仲の良かった友達と喧嘩
    親と進学のことで喧嘩
    なんだか、俺のことを見てるみたいだ(苦笑)
    でも、そういう経験をすると、自分が確立できる、、、って誰かが言ってたなぁ
    誰だっけかな。。。まぁいいや←オイ

    今年ももうクリスマスがやってきますねぇ
    今年もわたしには女の子が来ませんでした(神は..非情だ…)
    来年こそ来るといいなぁ…
    ま、来ないのなら来ないで酒が飲めるからいいんですけどねw
    どうでもいいことなのですが、最近、日本酒(甘口〜半辛口)+リポビタCが美味い事に気付きましたw
    エロア….じゃなくて、感動系学生青春アニメを見ながら1人の部屋で飲む酒
    そして近くのコンビニで買ってきたビーフジャーキー…
    美味いんだよなぁ…(あれ、おかしいな。目から汗が出てきた)
    —-
    さて、長々と下手な文章でコメを埋めてしまわないように、ここらで切り上げますかね

    それでは、トモイナさん

    しあわせなクリスマスをどうぞお過ごし下さい!それでは!

    (追伸:古参ぶったコメをしておりますが、全然古参じゃありません。深夜廻の時にコメを出したはずのポリネシアというものです。覚えているかなw?)

    • >ポリネシアさん
      コメントありがとうございます!

      まあ人生とは喧嘩ですな。
      トモイナさんは喧嘩するのが嫌なので、独りを選びましたw
      ぼっちは心穏やかに生きていけるのだ・・・・・・

      クリスマスは、女の子と合体するイベントではないので大丈夫!
      いつから日本のクリスマスは、卑猥な日になったんだ・・・・・・
      ビーフジャーキ食べながら日本酒を飲む。
      ええやないですか!

      (深夜廻の時にコメを出したはずのポリネシアというものです。
      コメント検索してみましたが引っ掛かりませんでした。
      たぶん深夜廻の時は、HN違うんじゃないでしょうか?

  5. 更新お疲れ様です。

    親の期待は適度であれば子にとってもある程度のモチベーションになるかもしれませんが、過度な期待は重荷にしかならない。
    メイ母はじめ家族のメイに対する期待は大きかっただけに今のメイへのがっかり感はわかりますが、もう少しなんというか、やんわり言ってあげても良かったんじゃ…。
    (それも意に介してないメイが凄いですね。悪い意味で)

    自分一人だけじゃ味気無く軽い人生でも、周りの人達が色を付けて重みを持たせてくれる。
    色々諦めてる人ってそういう周りの人達が付けてくれた彩りや重みを拒絶して、自ら軽い人生を選んでしまっている人なのかなって思うことがあります。
    勿体無かったと後悔しても、それは再び得るのは困難だという…。
    メイならまだやり直せるだけの時間もありますけどね。
    (なんかわかりづらい話ですみません)

    • >もっちりけだまさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      期待しすぎてもしなさすぎても駄目……子育て出来る気がしないw
      メイ母も、この日はストレス溜まってたので
      色々と噴出してしまったんでしょうね……
      大人だって、人間だもの。ともお。

      学校(大学)なんて人生の一部でしかないですし
      メイは女性で20歳という時点で、余裕で人生やり直せますな。
      本人に人生をやり直そうという意思があればですけどね。