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サブノーティカ 評価・レビュー

このゲームのプレイ日記はこちら

 

プレイ済みナンバリング

無し

 

評価を書いた時点でどこまで進んでいたか

メインストーリークリア
プレイ時間:体感約40時間

 

評価ゲームタイトル

『サブノーティカ(Subnautica)』
Unknown Worlds Entertainment 2020年3月19日 発売
対応機種:PS4他

 

このゲームってどんなゲーム?

主人公の乗船するオーロラ号が謎の惑星に墜落。その惑星には陸地がほとんどなく、辺り一面は海であった。果たして主人公は、辺り一面海だらけの謎の惑星で、生きて無事に脱出できるのか!? ジャンルはサバイバルアクションゲーム。敵と戦う激しいアクションはなく、探索とサバイバルがメイン。

前作やってなくても大丈夫? 今作からでも大丈夫?

前作無し。

 

総合得点 59/100点 ランクB

59/100点 ランクB

個人評価21/40点 ランクC
個別評価38/60点 ランクB

 

レーダーチャート

 

個人的評価 21/40点 評価C

『海とバグが怖くなるゲーム』

舞台のほとんどが「海」のサバイバルアクションゲーム。過酷なサバイバル要素! ──は、途中からメロン生活に切り替わってしまい薄れてしまうのが悲しい。このゲームで学んだ知識を活かし、無人島に何か一つ持っていけるなら、メロンの種を持っていこうと思う。そんな事よりもこのゲーム、かなり怖い。何が怖いって、海が怖い。ホラーゲームやホラー映画等、最近そういった物で「恐怖」を感じなくなってしまっていたが、このゲームは久しぶりに「恐怖」を自分に感じさせてくれた。何が怖いのかはプレイしないとわからないと思うので、ぜひプレイして夜に墜落した宇宙船に生身で向かって欲しい。後半は乗り物や慣れ等によって恐怖感が薄れてしまうが、始めた最初の頃に感じた恐怖は本物である。いちいちログを見る必要はあるが、ストーリーの展開も中々面白く、最後の展開は何となく感動。しかしそこまで行くのに度重なるバグ・・・・・・っというか強制終了が何回もあってうんざり。攻略サイトを見ないとほとんどわからない進行ルートも、攻略サイト見ない派の人にとっては苦痛。後半の建物は、ゲーム内ローディングが間に合っていない所も気になった。海の表現はわりとゲーム容量を食うみたいな事を聞いたので、それが原因なのだろうか?かといって、ゲームがスローモーションになったりはしないので問題はない(しかし何回も強制終了してしまうのは大問題である)

 

システム面 7/15点 評価C

『新しさ』 5点

「海」が舞台のゲームは多々あれど「海の生物ではなく、島が舞台ではなく海と海中を舞台にしたオープンワールドゲーム」は画期的なアイディア。そういった舞台設定の場合は、船で交易したり、海賊同士で対戦したり、何だかんだで地上に生活拠点があったりする等がよくあるパターンだが、この作品では、広大な海に取り残された状況で生き残るという、サバイバルゲームである。サバイバル要素は自給自足が簡単すぎて若干薄れるが「海」という大自然の恐怖を感じられる面白い発想のゲームである。

 

『快適さ』 0点

最初は不便だが、ゲームを進めていくと段々と快適になっていく。──っが、やはり水中という事で様々な行動が制約されてしまう。まあ「海」が舞台のゲームなのでそこんところは仕方ないし、その制約が「海」を表現しているといえる。しかしこのゲーム、バグが酷い。挙動が変になったり、キャラの首が伸びるとかいう面白生易しい物ではなく、ゲームがエラーで強制終了するという厄介なバグが頻発(クリアまでに5回程度)昔のゲームならいざ知らず、この時代に複数回バグで強制終了してしまうのは大問題。1~2回程度なら強制終了せざるを得なくなったゲームは多々あれど(フォールアウト4・バットマン・ウィッチャー3・デイズゴーン等)これ等のゲームは全てオートセーブ機能が備わっていたので特に問題はなかった。しかしこのゲームにはオートセーブがないため、強制終了すると手動セーブした場所まで戻されてしまう。長い時間をかけて素材等を回収していた場合、その努力は水泡に帰する。また、ゲーム中盤くらいまでは、次の目的地らしき場所がわかるが、ゲーム終盤になると次の目的地はノーヒント。海が舞台なので目印らしき物もなく(目印に出来るアイテムは存在する)マップ等も存在しないため、自分がどこを調べてどこを調べていないのかサッパリわからない。特定の素材が必要になった際も、その素材がどこにあったかはある程度覚えておく必要がある。次の目的地を探そうにも、夜や酸素や水分ゲージ等の関係もあり、宛ても無く目的地を探すのは非常に骨が折れる作業。そこれこそがまさに「海」なのかも知れないが。攻略サイトを見ない限り、無限に広がる果てしない海を永遠に彷徨う事になってしまう。人生には当然攻略サイトなんて物が存在しないので、海で遭難したらきっと絶望以外に何もないのだろう。他にも、ゲーム開始時のローディングが長い。よくバグるクセに、セーブが長い。ワープ(のローディング)が長い。等、気になる点も多し。セーブ中は、マーキングが表示されないという地味な嫌がらせも完備。

 

『システムのおもしろさ 』 2点

海を泳いで脱出の手がかりを探すのがメインなので、システム的には面白いとは言い難い。システム上戦闘する意味も皆無。小型機を収納出来る操作が面倒な大型機を動かせるのは、ありそうでなかった要素。いちいち手間暇かけて動かすのは面倒だが、男のロマンを感じる。大型機に小型機が格納される場面、そそります。戦艦動かして小型機を収納する要素は、ガンダムのゲームで採用して欲しい。

 

ストーリー面 11/15点 評価B

『ストーリーのおもしろさ』 4点

陸地がほとんどなく、見渡す限り海という惑星へ墜落。生き残りは自分だけ。っという状況が、まず最高に面白い。何日か生存していると救助がやってくるが、もちろんお約束の展開。かつて惑星にいた高度な文明を持つ異星人の存在、自分より先にこの惑星に墜落してしまった乗員達の末路、自分に語りかけてくる謎の存在、そして進行する謎の感染症──。っと、気になる要素盛りだくさん。登場人物は皆無なので、ログ(記録)を追っていく形となる。

 

『ストーリーのボリューム』 2点

探索時間が長いのでボリュームが大きいように見えるが、もしも最初から攻略サイトを見て無駄なく動いた場合、あっさりと終わるはず。素材集めや探索が多いだけで、ストーリーその物は短い。
ログも見なければ、ストーリーは皆無に等しい。

 

『グラフィックと音楽 』 5点

海ならではの独特な造形をした生物や植物は、未知なる恐怖や美しさを感じさせる。そして音楽だが、頂いたコメントによると『深海の美しさと恐怖』がテーマらしいが、物凄く怖い。怖いというより、不安感を煽るといった感じか。真っ暗で何も見えない海を探索中、突然何かが襲ってきそうな緊迫感のあるBGMが何の前触れもなく突然流れたりして、非常に恐ろしい。美しさとか感じてる余裕はない。

 

キャラクター面 12/15点 評価B

『個性』 5点

普段軽視されがちな水中の生物や植物たちに重点を置いているため、他ではあまり見かけない造形
が多い。海が舞台かつ、地球とは違う未知の惑星なのも相まって、非常に個性的。食用の魚も独特
な形をしており、本当に食べられるのか怪しい魚だらけである。生物一体一体に詳細な生態系の説
明もあり、空いた時間でそれ等を読むのも面白い。生物だけでなく、植物にも説明があるのは良い。オーロラ号周辺を泳いでいる「リーパーリヴァイアサン」という生物に関しては、もはや(トラウマの)伝説になってもおかしくない。

 

『スポットライト』 3点

スポットライトが当たる訳ではないが、プレイしている内に否が応でも色々な生物の事を覚える。特にリヴァイアサン級と呼ばれる大型の敵は、一度出会ったら忘れられないインパクトを誇る。下手なホラーゲームのキャラクターよりも恐ろしい。ゲーム序盤で一度襲われた後、真っ暗で何も見えない海の中奴等の鳴き声を聴いてしまったら、もう恐怖以外の何者でもない。飲食に加工出来る生物が存在するが、自給自足の後はほとんど使い道が無くなってしまう。生物の素材を集めたりするゲームでもないため、敵対生物以外は、海を彩る物でしかない。

 

『キャラ数』 4点

種類だけなら少ないようにも感じるが、多くの生物が一画面で行動している事が多いので、キャラ数の少なさをあまり感じさせない。特定の場所にしかいない生物も多く、生物同士で争い合ってたりして面白い。リヴァイアサン級と呼ばれる大型生物に、もう少し種類は欲しかったかも知れない。

 

ゲーマー面 8/15点 評価C

『やりこみ』 1点

やり込み要素らしき物は存在せず。スキャナーで生物と植物を全てスキャンするくらいか。ただ、図鑑の穴を埋めていく訳ではないので、どこまでスキャンしたかもわからず、やり込み要素として機能しているとは言い難い。難易度調整もあるが、最高難易度にすると、死亡すると最初から(セーブデータ削除)という仕様。それ自体は緊張感が増して良いのだが、バグで強制終了してしまう可能性が高いので、実質一回死んだら全てなくなる設定は死に設定である(そういう恐怖を味わいながらプレイしたい人は別)

 

『次回作の期待』 5点

水中生物でもないのに、一面全て海が舞台のゲームという発想は面白い。粗削りな部分も多々あるが(次回作は既に出ているが)次回作も期待。

 

『ゲームバランス』 2点

サバイバルゲームなので飲食ゲージが存在するが、水分に関するゲージの減少の速さが気になる。
初回は魚等を捕まえてそういったゲージを回復するために右往左往するが、最終的には自宅でメロンを育て朝・昼・夜ずっとメロンを食べ続けることになるので、サバイバル感が一気に薄れてしまう。設定で上記のような要素(飲食ゲージ)を失くせる他、一回死んだら全てがなくなる(セーブデータ消滅)設定も可能。

コメント

  1. 更新乙であります。評価連発お疲れ様であります。これでもギャラは同じ(笑)

    案外と評価高いんだね……そして、やっぱり特定分野の減点が凄いんだね……

    ・オーロラ号のデザインは好き。絵のタッチが好みなのだよ。ちゃんとSFしてる。
    ・MS母艦としても優秀そう。ギャラルホルンやソレスタルビーイングが採用しそう。
    ・メンテがイージーなのは素晴らしい。たった1人でも大破を修復できるんだぜ?
    ・でもブラック企業のポンコツ船設定だからなあ……本格軍艦の勢威とは一体(笑)

    処理能力、バグに纏わる御不満が凄いッスね〜……でもまあ、こればかりはねぇ。
    今はネット接続が前提だから、後からのフォローを期待できるのが(多少は)救い。
    でも弱小メーカーの不人気ソフトは、全ての望みを捨てなければならぬのじゃよ。
    ……「快適さ」が0点というのは、よくよくの事。トモイナさん苦渋の評定だナ。

    雰囲気を味わうゲームで、遮二無二クリアを目指さなくても良いのかもしれない。
    でもさ……「コナン」なら建築やポケモン集めで遊べるけど、コレは厳しいかも。
    建築ヴァリエーションが多いとか、海棲モンスターをハント・育成できるとか……
    何か「プラスワン」があれば、「海中生活たーのしー!」になれたかもしれない。
    まあ、あまり居付かれても仕方がないんでしょ……(「あの存在」にとっては、ね)

    >自宅でメロンを育て朝・昼・夜ずっとメロンを食べ続けることになる
    狩猟民が農耕民になると、ゲーム的には面白味が減少するのは残当。ʅ(◞‿◟)ʃ
    トモイナさん的には「メスガキがメロン栽培に勤しむ」設定だと萌えたかも?
    ……農林水産省HPでメロンの栽培法をチェックしなければ!!めろめろめろーん。
    ……チュートやガイドがロクに無さそうな硬派な作りは私は嫌いじゃないぞ?(笑)

    バグの恐怖を連呼されなければ購入してたかも。サバイバル系好きなんよ。
    残念ながら競合するソフトは多いから……8月購入予定ソフトは少なめですが。

    • >くろねこさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      最近評価記事の必要性に疑問を感じる。
      サブノーティカは、海の恐怖が実によく演出されていた。

      (メンテがイージーなのは素晴らしい。たった1人でも大破を修復できるんだぜ?
      確かにw メンテンス制抜群ですよねw
      しかし企業が糞。

      (処理能力、バグに纏わる御不満が凄いッスね〜……でもまあ、こればかりはねぇ。
      素材集めてバグでまた素材集めは苦痛でしかないですわ。
      最終ステージの建物も、100%処理が間に合っていませんね。
      100%再現される処理落ちやバグはよくない。

      (でもさ……「コナン」なら建築やポケモン集めで遊べるけど、コレは厳しいかも。
      やりこむ要素はあまりないですね。
      建物のヴァリエーションは少ないですし。

      (狩猟民が農耕民になると、ゲーム的には面白味が減少するのは残当。ʅ(◞‿◟)ʃ
      サバイバルゲームで、すぐにサバイバル要素がなくなるのは嫌ですね。
      中盤の終わりくらいに自給自足可能になるのは良いですが。
      チュートやガイドがロクに無さそうな硬派とは言わないw