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ブラッドステインド リチュアル・オブ・ザ・ナイト 評価・レビュー

このゲームのプレイ動画はこちら

 

プレイ済みナンバリング

無し(ドラキュラシリーズは有り)

 

評価を書いた時点でどこまで進んでいたか

メインストーリークリア
プレイ時間:約15時間

 

評価ゲームタイトル

『ブラッドステインド リチュアル・オブ・ザ・ナイト』
505 Games 2019年10月24日 発売
対応機種:PS4他

 

このゲームってどんなゲーム?

探索型ドラキュラ(メトロイドヴァニア)探索とアクション要素が手軽に楽しめる。探索型ドラキュラとは書いたが、ドラキュラシリーズではないので、今作から始めても問題は無い。アクションゲームが苦手な人でも、キャラクターのレベルアップ要素等もあるので安心。本編はどちらかというと簡単だが、玄人用のオマケモードも充実。

前作やってなくても大丈夫? 今作からでも大丈夫?

問題無し。

 

総合得点 64/100点 ランクB+

64/100点 ランクB+

個人評価22/40点 ランクC
個別評価42/60点 ランクB

 

レーダーチャート

 

個人的評価 22/40点 評価C

『あの頃の2Dアクションゲームをもう一度』

本作はスマホゲームばかりになってきたゲーム業界(特に日本)において、家庭用の2Dのアクションゲームを作りたいと企画し続けては「ビジネスにならない」と断られ続けた五十嵐孝司さんがコナミを退社し、クラウドファンディング(支援者による資金調達)によって完成したゲームである。操作は簡単ながら手軽に様々なアクションが楽しめるゲームに仕上がった。開発者さんは、しばらくゲームを遊んでいなかった層に対し「当時のおもしろかったゲームがまた遊べる」をアピールしたかったようだが、その言葉に違わぬ内容に仕上がっている。クラウドファンディングをした人達も満足であろう。やり込み要素も豊富で、様々なプレイスタイルにも対応。昔懐かしの完全横スクロールドットアクションもオマケで遊べる上、当時の難易度(敵に当たると弾かれる等)の再現も可能。総括するに、幅広い層に対応した、完成度の高いアクションゲームである。ちなみに最終的には、スマホゲームにもなりました。

 

システム面 10/15点 評価B

『新しさ』 2点

今まで横スクロールアクションだったドラキュラシリーズが、月下の夜想曲で探索型になった時は非常に革新的であったが、現在は探索型ドラキュラ(メトロイドヴァニア)は一つのジャンルになってしまったので、特に新しい点は感じず。シャードという敵の能力を使えるシステムに関しても、既に似たようなシステムのドラキュラがGBAやDSで発売されている。既存の良システムを集めたのであって、新しさを感じる点は少ない。ちなみに開発者曰く、しばらくゲームを遊んでいなかった層に対し「当時のおもしろかったゲームがまた遊べる」ということをアピールしたいと考え、彼らが安心して遊べるよう、あえて他のメトロイドヴァニア系ゲームとの差別化は図っていないらしい。

 

『快適さ』 3点

探索型ドラキュラシリーズ全体に言える事だが、ストーリー進行と同時に快適になっていく。ただ、序盤から移動速度が若干遅めなのが気になる所。移動速度を上げられるのも、ストーリー後半になってからである。他には、ワープゾーンの位置が微妙。目的のエリアに行く際、ワープゾーンからすぐいける感じではなく、ワープゾーンからちょっと歩く必要がある。これが数回程度なら気にならないが、ワープゾーンを多用するゲームなので、結構気になる。セーブポイントから離れているワープポイントも多数。また、新しい能力を得る度に探索範囲が広がっていくが、次にどこへ行けば良いのかは全く分からない点も不親切。連続してプレイしているなら覚えているかも知れないが、間を開けたり他のゲームと平行してプレイしていると、進み方がわからなくなってしまう。

 

『システムのおもしろさ 』 5点

探索型ドラキュラシリーズに共通する安定の面白さ。探索や戦闘やアイテム収集等、全体的にテンポが良く面白い。操作自体も簡単で取っ付きやすく、万人が楽しめるゲーム性。

 

ストーリー面 9/15点 評価C

『ストーリーのおもしろさ』 2点

主人公のミリアムやその友人であるジーベルは、それなりに暗い過去を持っているが、プレイ中では最初に語られるだけなのであまり悲壮感がない。ゲームシステムの関係でミリアムは食事をする事が多く、食事をした際「オイシ~」とか口に出すので、尚更悲壮感がない。ストーリーに関しては基本、過去に何が起きたかの書物があるだけである。ただ、難解な物語を読み解いていくというゲームでもないため、これでいいのかも知れない。

 

『ストーリーのボリューム』 3点

本編を追うだけならそれなりにある。少なくも無いし、多くもないといった所。ストーリーを追っていくとうより、探索や強化等、アクションがメインなゲームである。

 

『グラフィックと音楽 』 4点

グラフィックは普通。ただ、螺旋階段等で2Dだが3Dみたいな描写は新鮮であった。音楽は非常に素晴らしく、エリアに合った美しいBGMが流れる。ボス戦時には、月下の夜想曲のボス戦を連想させる曲調のBGMも流れる。OPのBGMは、このゲームに合わないくらい壮大。

 

キャラクター面 11/15点 評価B

『個性』 3点

キャラクエストのような物が無いため、個性は薄くなりがち。戦闘前のちょっとした会話等から、何となくキャラクターをイメージするしかなく、キャラ同士の会話やイベントも乏しい。なので感情移入はし辛く、ただの「お店の人」といった印象しかない。一方敵キャラは、ゾンビや蝙蝠等いつもの敵に加え、猫型の可愛い魔物、ギターを演奏する女性、忍者等など、バラエティー豊か。

 

『スポットライト』 5点

一人一人が拠点にて重要な役職を持っているので、必ずほぼ全員にお世話になる。各キャラにサブクエスト等がある訳ではないが、全く活躍しないキャラは少ないといえる。特に拠点にいるとある女性は、メインキャラではないのだが、クエストを受ける度に「ぶっ殺しておくれ!」と気合の入った台詞を言うので、顔や姿は覚えていなくとも、この声を聴いたらこのゲームを思い出す事間違いなし。また、クリア後のオマケモードにて、各種ボスキャラが使えるのも評価したい。

 

『キャラ数』 3点

味方側のキャラは少ないが、敵キャラクターはそれなりに豊富。色違いや大きさでかさ増ししているが、それはゲームにおいてよくある事。

 

ゲーマー面 12/15点 評価B

『やりこみ』 5点

アイテム図鑑や魔物図鑑。多種多様な武器にシャード集め。やりこみ要素は豊富。一週目だけでも
やり込み要素は多いが、ゲームクリア後のオマケも非常に豊富。昔懐かしのレトロ風高難易度横スクロールアクションが楽しめたり、手に入るアイテムをランダムに出来たり、やり込み要素の内容も面白い。一部のボスキャラを操作出来るのも楽しく、一風変わったアクションが楽しめる。本編ではボスの一人でしかなかったブラッドレスというキャラに関しては、専用のモードまである。更にこのブラッドレス、ダメージを受けるとステータス画面で露出度が上がっていくという、目の保養になる嬉しいサービス付き。

 

『次回作の期待』 5点

シンプルな操作性かつアクション性もあり、誰でも楽しめる完成度。なにより開発者さんの、クラウドファンディングをしてまでスマホゲーではなく家庭用ゲームを作ろうとした熱意は素晴らしいの一言。今後のゲーム開発にも期待したい。

 

『ゲームバランス』 2点

探索型の宿命なのだが、探索をしすぎるとプレイヤーが強くなりすぎてしまう。それだけならよくある事なのだが、武器やシャード(技みたいなもん)のバランスが悪い。特にシャードのバランスは悪く、低燃費なのに高性能なシャード、高燃費なのに低性能なシャードが目立つ。また、シャードの中では、強化するのが大変なわりに、労力に見合わない物も多い。ボスに対しても~のシャードが有用とかはあまり関係なく、どんな相手に対しても一部の有用なシャードだけで問題なく戦える。また、技の説明だけがザックリ解説されるだけで、実際のダメージ量等は、一度自分で使って試す必要もある。その他、武器や防具に様々な属性や耐性等もあるが、それ等が活躍する場面もほとんどない。

 

コメント

  1. 更新乙であります。さらに評価記事、乙であります。ご苦労さま。
    こーいうレーダーチャートは独断と偏見であるほど面白いのでありますよ(笑)

    ドラキュラとかいわれると、昔懐かしのディスクシステムを思い出しますね〜
    80年代コナミの傑作、といっても過言ではあるまい!そーだよね?よね?(弱気)
    ・主人公シモンが「鞭使い」というのが目新しかった記憶。某インディかよ。
    ・『レイダース』は80年代初頭だったから、インスパイアされてても違和感はない。
    ・当時はディスクを店頭で書き換え出来た……今は家庭で一発DL可能な時代!
    ・難易度は低くはなかった。でもやり込めば、下手な私でも何とかなった。
    ……当時の印象が強いけど、その後は離れていたシリーズですね〜。
    ……アーケード版もあった記憶。シリーズはパチにもなったみたいだ。知らんけど。

    想定の範囲内に収まった評価ですね〜、突出している訳ではないけれど安定。
    個人的にはそこまで「のめり込めない」ジャンルですが、これはもう好みって奴で。
    ・制作サイドの姿勢を高く買っている感。まあ私も、こーいうクリエイターは好き。
    ・いまだに「ドラキュラは横スクロール」という印象が……思い出はいつも美しい。
    ・何本も掛け持ち進行をしていると操作や印象が混在しちゃうのは、仕方ないぜよ。
    ・アクション系に複雑な設定や謎解きを導入するのは、疲れるッス。気楽が一番!
    ・シャードのバランスは気にする必要はなさそう。多少の有利不利は誤差の範囲(笑)
    ・自キャラを「さいつよ」にして無双するのが愉しいのです!我こそは呂奉先!!

    赤服お嬢様の「胸部連装主砲」がバインバインなので笑っちゃう。( ゚∀゚)o彡゚ オッパイ

    • >くろねこさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      レーダーチャートは会社のエクセルで作ってるので面倒!
      そもそもキャラとか出ないタイプのゲームもあるし
      この評価基準はミスりましたw

      (ドラキュラとかいわれると、昔懐かしのディスクシステムを思い出しますね〜
      さてはくろねこ氏、トモイナさんの母親と同じ年齢だな!?

      (……当時の印象が強いけど、その後は離れていたシリーズですね〜。
      2Dアクションから3Dアクションや探索アクションに派生しましたね。
      月下の夜想曲から、ドラキュラ探索アクションが始まった気も。
      パチは忘れましたが、スロットは良い台。
      サキュバスがエッチ。

      (いまだに「ドラキュラは横スクロール」という印象が……思い出はいつも美しい。
      ちゃんとそういう人のために、クリア後に横スクロールも出来ますw

      (赤服お嬢様の「胸部連装主砲」がバインバインなので笑っちゃう。
      ブラッドレスちゃんという名前の美しいボス!
      でもストーリーには一切絡まない、ただのボスw

  2. 自分も同じような感想ですね~
    まあ無難に面白いといった印象。

    シャードの種類だけが無駄に多くて、使ってみないと分からない上にどれも似たような攻撃なのがちと微妙だったかなあと思います。
    もうちょっと数絞って、シャードの個性あればなと・・・ていうかプペルが強すぎるw

    ぶっ殺しておばさん面白いですよね。
    確か受注するたびにセリフ言うから、連続して受注するとぶっ殺エンドレスになりましたねw
    武闘伝2のカカロットカカロットォ・・・みたいな。(ネタ分からんかったらすまぬ)

    • >マサキさん
      コメントありがとうございます!

      誰がやっても面白いって感じですよね!
      神ゲーではないですが、良ゲーみたいな。

      シャードの性能はもう少し情報欲しかったです。
      プペルは序盤に手に入る割には強化が楽な上
      壁に跳ね返って再度ダメージ与えられるので、物凄い強いw

      (武闘伝2
      プレイはしましたが、全く覚えていないw