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三国志14 評価・レビュー

このゲームのプレイ記事はこちら

 

プレイ済みナンバリング

5,9,9PK,11,11PK

 

評価を書いた時点でどこまで進んでいたか

初級:張角(黄巾の乱)
中級:オリジナル武将(群雄割拠)
上級:劉備(三願の礼)
クリア。
プレイ時間:不明(体感約40時間)

 

評価ゲームタイトル

『三国志14』
コーエーテクモゲームス 2020年1月16日 発売
対応機種:PS4他

※補足
PKではなく無印のみ

 

このゲームってどんなゲーム?

コーエーによる信長の野望と同じく、長年続く歴史シミュレーショゲーム。三国志演戯を元にして、三国時代の武将等を駆使し、中国大陸の統一を目指すゲーム。当然元ネタである三国志を知っていれば知っている程楽しめるが、知らなくても戦略シミュレーショゲームとして楽しめる。現に自分は、三国志については三国無双の知識くらいしかないが、十分楽しめた。

前作やってなくても大丈夫? 今作からでも大丈夫?

問題なし。

 

総合得点 71/100点 ランクA

71/100点 ランクA

個人評価29/40点 ランクB
個別評価42/60点 ランクB

 

レーダーチャート


 

個人的評価 29/40点 評価B

『こういう戦略シュミレーションは、ハマると中毒性がある』
久しぶりの三国志シリーズ。コーエーの歴史シュミレーションは当たり外れが大きいが、今回は間違いなく「当たり」の部類である。これまで評価の高かったシリーズの良い部分を上手く一まとめにしたような作品。いつもはパワーアップキットというフルプライスの追加パッケージを買わないと入っていない機能もちゃんと入っているのはとても良い。すごく良い(重要)。オプション機能の追加がなんとDLCになっており「日本のDLC商法もとうとうここまで来たのか」と思ったが、今作の完成度が高いため、こういったやり込み用のオプションDLCは許そうと思う。DLCで一番問題なのは、本編がちゃんとしてない時である。ありそうでなかった兵站切りや有名武将へのマイナス個性追加等、新しさはないが追加要素は良好。中盤以降の消化試合も、中間エンディングや軍団委任等で対応している。舌戦削除や一騎討ちの完全自動化や進行パートの操作不可等、プレイヤーの介入要素は減った。ただ、プレイヤーが介入した所で相手はCPUな為、相手がインチキしているような不信感を感じる事も多かったので、賛否両論ありそうだが、自分にとってはプレイヤーの介入要素が減ったのは好ましい事である。あくまで戦略ゲーとして、数値や補正を元に多少のランダム性を有した結果だけ出れば良い。シリーズ通してみても完成度は高い本作だが、ゲームシステムが完全に戦闘重視なので、内政や外交や計略等のシステムが疎かになっているのは問題。今作に限った話ではないが、せっかくの過去最大のキャラ数や個性が台無しになっている。今作をベースにしつつ、次回作はこれ等の改善を願いたいところ。余談だが、今作は幾つかの作品とコラボしている。ライザのアトリエは同社コラボ。パリピ孔明は諸葛孔明繋がりでわかるが、銀河英雄伝説とは、なぜコラボしたのかは謎である。宇宙戦略という観点からなのだろうか?

 

システム面 10/15点 評価B

『新しさ』 2点

今までの三国志シリーズでありそうで無かった「兵站」要素が追加。マス目を塗りつぶす事によって視覚的にも分かり易く、自分の領土が広がってるのを感じる事が出来て良い。ただ、それ以外は今までのシリーズに何かしらあった物なので、新しさはそれほど感じず。良い表現をするなら、堅実とも言える。

 

『快適さ』 4点

家庭用でも、マウスでの一括選択のような機能があるのは良い。また、余った武将を探索に出す際、一斉に出せるようになったのも評価。ゲーム終盤の消化試合、進行速度を最大にしても遅く感じてしまうため、もう二段階くらいの進行速度が欲しいところ。自勢力の領地をある程度制圧した後、内政は武将を配置して放置で良いので、煩わしい作業が必要ないのは、快適といえば快適。進行パートもこちらでは操作が出来ない為、戦略パートで指示が終わった後は細かい操作も必要がないのも快適。

 

『システムのおもしろさ 』 4点

シンプルながら兵站切りは面白く、上手く決まると爽快。弱小勢力でも活用する事によって、活路を開ける。強大な勢力になっても、兵站切りを常に警戒する戦略が必要。進行パートと戦略パートにわかれた戦闘は、予め相手の行動を予測するという楽しみ方が出来て良い。勢力の大きい順から行動しないといけないので、こちらもまた強大勢力に厳しく、弱小勢力に優しいシステムとなっている。弱い時は有利に働き、強い時は不利に働くため、中盤以降のダレ具合の緩和にも一役買っているのは評価に値する。一枚マップで戦闘が繰り広げられるため、地形等も考慮して戦うのはとても面白く楽しい。個性豊か、かつキャラ数も多いのもあって、非常に面白い今作であるが、後述するゲームバランスの関係上、戦闘に関連する能力値が低い武将には、あまり活躍の場がないのが悲しい。

 

ストーリー面 10/15点 評価B

『ストーリーのおもしろさ』 2点

ストーリーは無し。最初にムービーが流れるが、三国志を詳しく知らないプレイヤーにとっては、世界情勢等はマップを見て何となく把握するしかない。原作三国志のイベントがあるにはあるが、ムービー等もなくオマケ扱い。三国志のストーリーを体験するといった感じではなく、あくまで三国志を舞台にしたい戦略シミュレーションゲームである。

 

『ストーリーのボリューム』 4点

一度のプレイ時間は中々にあるが、中盤以降は勝ち確定なので消化試合のため。プレイ可能なシナリオはそれなりにある。特に今まではパワーアップキットが必要だった、三国志後期シナリオが入っているのは評価点。DLCを入れれば難易度を更に上げたり、バランスを自分好みに出来るのは良い。

 

『グラフィックと音楽 』 4点

グラフィックはPS4標準。キャラの顔グラのレベルはいつも通り高い。音楽もいつも通り。これまでのシリーズと違うのが、一部の有名武将のグラフィックが動くこと。動くといっても、呼吸しているように動くだけ(肩の上下程度)の微々たる動きだが、あるのとないのでは、あった方がリアリティがほんの少しだけ増すので、断然良い。

 

キャラクター面 12/15点 評価B

『個性』 5点

各キャラ毎に能力の違いだけでなく、政策や陣形や特技や個性等が違い、個性的である。一部の有名な武将達には、キャラの原作エピソードを元にしたマイナス個性が付くようになったことで、より個性が増した。これによって有名な武将がただ強いだけではなくなった為、バランス調整や原作再現の点から見ても、とても良い調整である。能力値が弱い武将であっても、他の武将が持っていない陣形や特技等を所持していたりするだけで、活躍の場があったりもする。

 

『スポットライト』 2点

個性的なキャラは増え、キャラ数も多いが、ゲームシステムが戦争方面に寄っている為、どうしても戦争に関する能力値の低いキャラは埋もれがち。占領した地域の内政要員として、どんな能力値の武将でも腐る事がなく必要とされるのは良い。

 

『キャラ数』 5点

登場武将数は過去最大(らしい)。PKがなくても新規武将を作れるため、オリジナルキャラも増やしたい放題。ゲームシステムの関係上、武将数はいても困らないので良い。

 

ゲーマー面 10/15点 評価B

『やりこみ』 3点

シナリオ数はそれなりに多いが、やってる事は一緒なのでやりこめるかどうかは微妙。高難易度のシナリオを弱小国でクリアしてしまったら、それ以下の難易度や他の国でプレイする意味がほとんどなくなってしまう。DLCやパワーアップキットを使えば、国替えや難易度変更等でやりこみ要素も増強。地味な要素だが、シナリオをクリアした際に「達成」というマークが付くのはちょっと嬉しい。しかし途中エンディングだとこの「達成」マークが付かないのはやめて欲しい。

 

『次回作の期待』 5点

当たり外れの大きい三国志シリーズ。不満点はあれど、全体的には良い。間違いなく当たりの部類に入る。いつものコーエー商法であるパワーアップキットがなくても、それなりに快適。そのせいか、パワーアップキットは値段に対して追加要素がショボくなってしまった。そもそもパワーアップキット出さないみたいな発言を企業側が発信していたのに、結局パワーアップキットを出した点に関しては幻滅も良いところ。次回作は今作をベースにした形で、進化して欲しいと願う。課金要素は進化しなくても良い。

 

『ゲームバランス』 2点

今作は内政より戦闘重視であり、戦闘に関連する能力値(統率と武力)が高い武将が優遇されている。信長の野望や過去作では、知力の高い武将も編成にいれないと、敵の計略等を食らい易いというシステムがあったが、今作では知力が低くても特に意味がない。知力の値は計略に関係するが、ある程度難易度が上がると、こちらの計略は相手にほとんど効かない上、操作や計略成功率を確認するのが面倒なため、軍師以外の知略はほとんど使わない死にステータスとなる。知力の高さによって敵の計略を防げる率も変わるようだが、それを体感出来ない。むしろ統率という戦闘に関する能力値が高い武将で、治安をとっとと上げて計略を防いだ方が良い。政治に関しても、ほとんど恩恵を感じず。内政については、適当に武将を配置しているだけでほとんど事足りるので、使える個性を持っておらず、戦闘能力が低い文官は、ほとんど活躍出来ない。能力値が低いキャラはともかく、もう少し知力や政治が高い文官も活躍出来るようなバランスにして欲しい。政策も圧倒的に戦闘系の政策が有利である。

コメント

  1. 更新乙であります。
    トモイナさんはヘンタイですし阿良々々木さんはセクハラ野郎ですよ。
    温厚なわたしですが、私の頭もサンドバッグですゥ!失礼、噛みまみた。
    ……パチンコはそろそろ引退なさったほうが。八九寺ちゃん、お好みっしょ?

    ★孤独 友稲 (出典: フリー百科事典『ロリペドイヤン (Lolipedoiyan) 』

    孤独友稲は、陳の初代皇帝。廟号は太祖。一般には陳武帝として知られる。
    (東洋史を習う日本の中学生男子からは、格好の名前弄りの対象となっている)

    ・生涯
    河南省南陽の人。若年時に張曼成が率いる南陽黄巾軍に参加、ゲリラとして活動。
    張曼成の敗死後は黄巾残党を取りまとめ、宦官に贈賄を繰り返して朝廷に帰順。
    董卓政権崩壊後の混乱期に宛にて挙兵、自立。以後、群雄として頭角をあらわす。
    曹操、袁術、劉備など周辺のライバルとの抗争に打ち勝ち、河北をほぼ平定する。
    献帝や諸大夫の保護を確約して禅譲を受け、正式に皇帝となり、国号を「陳」に。
    213年5月、益州平定。これをもって「中華の再統一」が実現することとなった。
    天下統一後、50歳で急死。その死因については、「幼女の腹下死」説が根強い。
    ・孤独氏の出自
    北方異民族系の「独孤氏」の支族だとされるが、定かでは無い。係累不詳。
    元来「独孤氏」は一夫一婦制を採用していたのだが、陳武帝は真逆だった(後述)
    「友稲風呂具」という回想録をもとに、彼がタイムトラベラーだという説もある。
    (友稲=日本人説すら存在するが、当時の日本は邪馬台国連合の時代である……)
    ・政策
    儒家思想に傾倒した後漢王朝に対する反省を受け、法家主義に近い政策を採った。
    その法整備には「双璧」と称された両軍師をはじめ、多くの革新官僚が従事する。
    戦乱を制した経験から軍部の力をいかに削ぐかが、陳王朝の基本方針となった。
    (孤独友稲が推進した文治主義は後代、北宋の太祖・趙匡胤も参考にしたという)
    さらに陳武帝は、女性の保護と教育と地位向上にも(異様なまでに)熱心であった。
    その典型的な好例が有名な「幼類憐れみの令」である。(別章参照のこと)

    エピソード
    ・無駄な殺生を嫌った。降伏した敵には(異様なまでに)寛大であった。
    ・その好例が曹操である。帰順した彼を事実上の副帝に抜擢し軍権を一任した。
    (なお曹家は嫡子の曹丕が「司馬懿の乱」に連座したために、本家は断絶した)
    ・建国当初からお忍びで城下を歩く癖があった。諌められると不貞腐れた。
    ・お忍びで好みの幼女を見つけると即座に後宮に入れた。「後宮幼女三千人」
    ・「女性は12歳」と公言して憚らなかった。特に、無毛の女子を偏愛した。
    ・そのため脱毛やデカ目メイクが流行。陳代以降、コスメ産業が隆盛となる
    ・「萌文化」を提唱。現在の中華が世界有数のコンテンツ大国になった功労者。
    ・旗揚げ以来の功臣を「陳武二十四将」として顕彰した。(実数は多少合わない)

    ……適当に書きまみた。大した意味はないけれど後悔はしていない。
    ……評価はまあ、納得。わっちは内政好きだから、ちょっと残念ヴァージョン。
    ……本当はさ〜、武将プレイやりてーんだよ!その点では13のほうが好み(笑)

    • >くろねこさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      トモイナさんは変態じゃないよ!
      仮に変態だとしても、変態という名の紳士だよ!
      八九寺ちゃんを見るために打ちに行ったのである。

      (格好の名前弄りの対象となっている)
      ワロタw
      確かに弄られそうw

      (生涯
      こうやって実在の人物とかと交えて書かれると
      本当にいた人物みたいですなw
      曹操、袁術、劉備を倒したとかわりとスゴい人物なのに
      最後の死因が情けなさすぎる。また弄られるw
      てか誰がそんな記録残したし。黒猫娘娘武将かw!?

      (出自
      ミステリアスな人物説明で良き。

      (政策
      女性の保護と教育と地位向上にも(異様なまでに)熱心。
      若い女性のみとする。なお、男性。
      「幼類憐れみの令」の項目気になりますなw

      (エピソード
      最初の二つ以外、ただのロ〇コンやんけ!!!
      トモイナが皇帝になったら、国全土が秋葉原みたいになりそうw

      くろねこ氏の超絶文章力からなる
      wiki風解釈面白かったですw

  2. 更新乙です!
    三國志も随分変わりましたね。
    こういうシミュレーションは、細かさとプレイし易さとの兼ね合いが難しいですが、上手くまとまっているようで何よりです。
    こういう企画はいつもの記事と違って、新鮮でした。

    評価ゲームが、カプコン産になってますぜ!

    • >きんちゃさん
      コメントありがとうございます!

      乙ありです!
      三国志も信長の野望も、昔に比べたらだいぶ変化しました。
      間違いなく昔より今の方が面白いですw
      こういう部隊と部隊の激突~みたいなのは、子供の頃から憧れてました!
      読者様参加企画は、またやりたいです。

      (カプコン産
      ありがてえ! 修正しました!