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ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城 評価・レビュー

このゲームのプレイ日記はこちら

 

プレイ済みナンバリング

外伝なので無し。

 

評価を書いた時点でどこまで進んでいたか

エンディングを見た
他:サブシナリオ全クリア,クリア後とDLCのボス全撃破
プレイ時間:38時間

 

評価ゲームタイトル

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
SQUARE ENIX 2015年2月26日 発売
対応機種:PS4,PS3

このゲームってどんなゲーム?

ドラゴンクエストを題材としたワラワラ迫る敵を倒すアクションゲーム。アクションゲームと言っても操作はとても簡単で誰にでも出来ます。

 

前作やってなくても大丈夫? 今作からでも大丈夫?

ほとんど大丈夫です。歴代ドラクエキャラクターが出てきますが、知らなくても大丈夫。
主役は今作のオリジナルキャラクター達なのでオリジナルキャラはそれを手伝うという役割だけです。各キャラクターがどんなキャラかは、ストーリー中ある程度予想出来ます。出てくるモンスターのほとんどが歴代ドラクエのモンスターなので、ドラクエを知っている人の方が楽しめるのは確か。

 

総合得点 71/100点 ランクA

71/100点 ランクA

個人評価28/40点 ランクC
個別評価43/60点 ランクB

 

レーダーチャート

 

個人的評価 28/40点 評価B

『ドラクエじゃなかったら微妙』
単純におもしろい。っが、次世代機で出す新作のドラクエナンバリングほどおもしろいという訳でもない。特に問題なのが、ドラゴンクエストという作品名がついていたからおもしろいのであり、これが敵キャラや仲間キャラや音楽も全てオリジナルで、ドラクエという題材でなければおもしろさ半減だっただろう。ブランド力を上手く生かしたゲームとも言える。しかしドラクエヒーローズという派生作品の第一作目にしては素晴らしい完成度であり、今後も期待出来るかもしれない。初めて声がついたドラクエだが、昔からプレイしていればしているほど違和感を感じる。やはりドラクエはあの気持ちの良いピロロロロという効果音と共にメッセージ表示の方が良い気がする。ただ今回はアクションゲームなので攻撃する時の掛け声等も必要な為、こうせざる終えなかったのであろう。最近マルチプレイ展開だらけのドラクエがソロ専用にしてくれたのは、ぼっちとしてはすごいうれしい。

 

 

システム面 11/15点 評価B

『新しさ』 4点

あのドラゴンクエストが完全アクションゲームという事が新しい。しかしその事以外に新しい点はまるでない。戦闘システムは無双そのものでありモンスターを呼んで防衛するのも似たようなシステムが既に存在する。しかし、ドラゴンクエストは新しいシステムを追及していくゲーム性ではないので古さは感じないし、こういうシンプルなシステムで良いのかもしれない。

 

『快適さ 』 5点

快適さには文句なし。誰でも簡単に必殺技が出せる。初心者には難しい十字キーとボタンで出る技はなく、連打と溜めとR1ボタンとの同時押ししかないことや、本家無双の四角ボタン5~7回からの△攻撃等の複雑な操作もない。駄目押しに初心者用の操作モードまである徹底振り。(□ボタンを連打するだけで良いモード)

 

『システムのおもしろさ 』 2点

システム自体はそんなにおもしろくない。操作は無双そのものなので飽きる。敵の数も無双よりは少ない。コンボを繋ぐ快感や、上級者にしか出来ない操作もほとんどないので歯ごたえなし。やる事といえば迫りくるモンスターをコインやギミックを使って防衛するだけである。自分も動けるタワーディフェンスみたいな感じだろうか。PS4にしては物足りなさを感じる。特に錬金関連は褒められた出来ではない。このゲーム、敵を倒したら素材が出てアクセサリーを作れるのだが問題だらけである。まず敵の素材を落とす確率が低い。その素材を拾うのがワンテンポ遅れるのも気になった。(完全にアイテムが地面に落ちなきゃ拾えない)そもそもアクセサリーの効果が実感できないものが多い。クリアまでにアクセサリーを整えるプレイヤーがいるのだろうか? アクセサリー合成や大成功なども、ほとんど無意味なシステムになっている。

 

 

ストーリー面 9/15点 評価C

『ストーリーのおもしろさ』 3点

良く言えば王道。ドラクエと言えば王道のストーリーである。複雑な物語ばかりの最近のゲームに比べて、見ていて爽快である。ただ、なぜこの点数なのかというと、ドラゴンクエストというゲームは、王道のストーリを本筋とし、その間に訪れる街や村に色々と素晴らしい物語が混ざっているゲームであった。今回はステージクリア型のアクションゲームになってしまったので本筋の物語しか存在しない。一応サブクエストもあるが完全オマケ。これは今までドラクエをプレイしている自分にとっては残念である。ダンジョンばかりではなく、街を救ったりする物語性のある大型サブクエストも入れて欲しかった。無料DLCに各キャラクターの物語もあるが、特にコレといっておもしろい内容ではない。

 

『ストーリーのボリューム』 3点

全体のボリュームは中々ある。しかし本筋の物語を除けば、ストーリー性がほとんどないサブクエストであり、大半が防衛しろ・敵を倒せ・素材持ってきてのおつかい感が半端ない物がほとんどである。やり込める要素もあまりない。

 

『グラフィックと音楽 』 3点

可もなく不可もなくという感じ。ドラクエは本来グラフィックで勝負するゲームではないが、それでも7や8等次世代で出てきたドラクエは、街並みや景色が素晴らしかった。今回はステージクリア型なので箱庭の風景しか見れないのが残念。それにほとんど外の風景しかないのも哀しい。オープンワールドだったら評価も変わったかもしれない。音楽は大変贅沢な使い方をしている。歴代のドラクエBGMが出し惜しみされずにバンバン出てくる。元々の曲が素晴らしいので音楽面は素晴らしい出来。ドラクエの戦闘曲というのは聞いていて心地の良いリズムである。DLCのボス戦のBGMも、原作の戦闘で使用されているBGMが使われているという豪華仕様。

 

 

キャラクター面 13/15点 評価A

『個性』 4点

元々のキャラや魔物が優秀なので個性ももちろんある。特に素晴らしい点が今回のゲーム用に出てきたオリジナルキャラクターの個性である。とても王様らしくない豪快なディルク・作戦立てたがりのアクト・女房役のメーアっと、各キャラクターが歴代ドラクエキャラに押されていないのがスゴイ。発明家ジュリエッタだけイマイチ影が薄いのが難点。ブーメランをただ一人使えるという特徴もあるが、だからどうしたという感じである。特に歴代ドラクエ女性キャラが多いので、ジュリエッタの入る隙がほとんどない。彼女をパーティーに入れてる人はたぶんオリキャラ4人で進みたい人か、周回プレイの人だけだろう。それに敵オリジナルキャラクターにあまり魅力を感じないのが残念。シャムダとヘルムードしか出てこないうえに、歴代ドラクエモンスターに押されまくりの存在である。

 

『スポットライト』 4点

各キャラクター多少強引な展開にしろ、それぞれに見せ場がある。歴代ドラクエキャラがオリジナルキャラを食わないように立ち回っているのは見事としか言いようがない。オリジナルキャラクターは目立っているのだが、歴代キャラがあまり目立っていないような気がしなくもない。一応ダウンロードコンテンツで各キャラクターの物語もあるのだが印象に残らない。もっとサブイベントで各キャラクター同士の絡みが欲しい。歴代キャラクターがオリジナルキャラクターと絡むのが基本で、歴代キャラクター同士はほとんど絡まないのが気になった点である。敵オリジナルキャラクターがほとんど目立たないのも気になった。

 

『キャラ数』 5点

歴代キャラが8人+1人と少ないように見えるが、よくよく考えてみると意外と多い。主人公一人だけで性格も定まっていない1は除外。3も自分で仲間を作成するタイプなので除外。それを考えると結構なキャラ数が参戦しているという事になる。更にこの参戦しているキャラはどれも比較的人気の高いキャラ達である。ただ最大の問題が2から参戦してないのはなんとなく仕方ないにしても、7から一人も参戦していない事は残念である。ただ7のキャラは他作品と比べて等身が違う上に、他のシリーズにはもっと人気キャラが多いので仕方ないといえる。

 

 

ゲーマー面 10/15点 評価B

『やりこみ』 2点

やり込める要素はあまりない。ゲーム内でやりこみを表彰してくれるところがあるのは評価出来るが、やる事といえば単純作業ばかりである。どんなにやりこんでも主人公達の強さには限界があり、ボスを一撃で倒せたりしない。強くて周回プレイも出来るが、ギリギリ取れなかったスキルが取れるだけで周回する意味はほぼなし。クリア後に今まで戦ったボスの強化版と戦えたり無料DLCの物語やボスと戦えるが、本当にそれで終わりである。それ以上は何もないし、一日でそれら全てが終わってしまう。

 

『次回作の期待』 4点

今回は一作目であるが、一作目にしてはバグやものすごいバランス崩壊などもなく素晴らしい出来。さすがゲーム大手会社のゲームといったところか。ただ、この一作目で人気キャラやモンスターや音楽等も出しつくしてしまった感があるので、今後劣化しないか不安である。結局やる事も無双とほぼ変わらない為、次回作には飽きさせない工夫をして欲しい。特に錬金関連は大幅な改善の必要性がある。

 

『ゲームバランス』 4点

ゲームに慣れている人なら簡単な難易度。世界樹の葉も多めに持っており、自分で回復出来るホイミストーンまである。正直どちらもストーリー中にほとんど使わない。ゲームオーバーになるといえば、防衛対象が守れなくて終わるのがほとんどである。それでもバランスは上手く考えられている。最初の方はサクサクと進むが、後半から敵の攻撃が激しくなり、ギミックやモンスターコインを上手く使いクリアしていく必要がある。普通に進めているとゲームになれている人だと詰む事はないが、それでもちょうど良い具合に勝てるようになっており達成感がある。しかし、あまりゲームをプレイした人はいつまでも拠点の防衛に徹しクリア出来ないのではなかろうか? このゲームの基本は防衛よりも攻め重視という事に気が付けば良いが、気が付かないと一気に難易度が上昇してしまう。レベルを上げて対処しようにも、レベル上昇だけではほとんど変わらずプレイヤーの腕が重要になる。難易度調整をつけても良かったんじゃなかろうか? また一部のキャラがかなり強い。アリーナがかなり強いらしいのだが、誰でもわかるあきらかに強いのは、ゼシカのハッスルダンスとテリーである。ハッスルダンスは、回復手段が限られている本作で自由に発動が出来、仲間全体が回復可能という壊れ技。ある意味原作再現である。自分が操作しなくても体力が減れば賢いAIが、かなりの頻度で使用してくれるのも問題である。更にこのゲームの敵は自分が操作しているキャラしか狙わないので、ハッスルダンスの弱点であるモーションの長さもまるで弱点にならない。(良くボス戦でゼシカがマラカスを振って踊っているが、ボスはそんなゼシカを直接妨害する事はない)テリーの方は今作のテンションの恩恵をモロに受けている。はやぶさ切りで分身が出せ、一回の攻撃で2HIT分のダメージを与える事が出来る。ダメージはどうでも良いのだが、問題なのがテンションの増加である。このゲームはテンションがかなり強く、テンション中は敵から受けるダメージが無くなり、消費MP0で技も使いたい放題。それにテンション時間もスキルを覚えればかなり長くなり、どんな敵も怯ませる事が出来る必殺技も放てる。テンションゲージは敵の攻撃を食らわずに連続HITさせればすぐに溜まるので、連続HIT数を簡単に稼げるキャラが強いキャラになってしまっている。ちなみにアリーナも連続HIT数を簡単に稼げるキャラである。つまるところ、テンションシステムのバランスが悪いのである。ただ意図的にこういうバランスにしたのかも知れない。8に搭載されたテンションシステムも上手く使えばかなり強いシステムであった。ハッスルダンスは原作でも、仲間全員を回復出来るのに消費MP0というチート技であった。テリーは原作かなり弱いキャラで、リメイクされた作品でも制作者が真っ先に強くしてくれと言ったにも関わらず弱いままだったので、今作になって意図的に強くしたとも予想出来る。ただ他のキャラもそれなりに強いのでバランスは崩壊している訳ではない。

 

 

オマケ

敵として出て来て意外だと思った敵。
1位:動く石像(こういう動き方するのか
2位:スライムベホマズン(キングスライムは出ると思っていた
3位:ダークドレアム(デュラン系列が出るとは思わなかった

 

 

コメント

  1. こんにちは。
    先日買って、3日で飽きて停滞しました…
    先にトモイナさんのレビューを見ていれば…

    松坂桃李くんと桐谷美玲ちゃんが予想以上に声当て上手でしたね。
    桃李くんは戦隊ヒーローやってた経験から上手なのは分かるけど、美玲ちゃんなんでもできてホントずるい。

    …ハッ?
    トモイナさんは常にこういう闇を抱えて生きているって事なのかしら?w

    • >ももぞのさん
      コメントありがとうございます!

      まあやっていることは毎回同じですからね・・・
      無双嫌いな人とかは、たぶん合わないと思います。

      声優のことは良くわからないですし、闇を抱えての部分もよくわからんですw

  2. Ⅱが出るというので思い出し、半月ほどでクリアしました。
    正直もっと早くプレイすればよかったと思います。DQⅦが好きな自分としては、参戦キャラにⅦが一人もいないので買っていなかったのですが、やってないナンバリングのキャラにも愛着が持てました。

    不満点はあまりありませんでしたが、防衛ミッションが多すぎると感じました。
    世界樹の根や女神像はまだしも、NPCの護衛はNPCの挙動にイライラすることもしばしば…。仰る通り、ゲームオーバーのほとんどが防衛失敗でした。
    防衛ミッションもあっていいとは思いますが、数が多すぎると全体の爽快感を削いでしまうと思います。次回作ではもう少しバリエーションが欲しいところです。
    残りの不満点は管理人さんが書かれていることとほぼ同じです。

    次回作はⅦからマリベルとガボが参戦するそうなので楽しみです。
    予約して発売日に買うつもりです。

    • >ウィズさん
      コメントありがとうございます!

      自分もDQⅦはかなり好きですが、やはり等身や人気キャラが少ない関係で一作目は出なかったのでしょう。
      自分はほとんどのキャラを知っていますが、知らない人にもなんとなくキャラがわかるようになっていますよね。

      自分もゲームオーバー=防衛失敗ですね。
      防衛するのではなく攻めることの方が重要ということに中々気が付きにくいです。
      自分の追加の不満点としては「アクション要素があまりないこと」ですかね。
      基本無双ゲーと呼ばれる感じの奴ですからね・・・・・・
      (ドレアム戦とゾーマ戦は良かった)

      Ⅶはキーファが出るかと思いましたが、マリベルとガボでしたね。
      自分的にはハッサンが出る方が嬉しかったりw

  3. トモイナさんは2買わないのかい?

    • >ユウタさん
      コメントありがとうございます!

      ヒーローズはアクセス数を稼いでる良い記事なのですが、アクセス数の為にゲームを買ったりしていると、まとめサイトみたいでなんか嫌なのです。
      それにヒーローズ2をプレイして欲しい! っという意見もそんなに多くなく、かつヒーローズ2も1とそんな変わらないっぽいので、たぶんやる可能性は少ないかと。

  4. 1の時は主人公1人でも楽にクリアできたけど2は…絶望しろの難しさ。

    • >ユウタさん
      コメントありがとうございます!

      2は難易度難しいんですか。それは中々良さそうですなw

  5. ランクAですか…PS4買ったらフォールアウト4のついでに買おうかな。
    結構難しそう、まあ。記事からして、メタルギアソリッドライジングを極めた自分には簡単だろう、ハッスルダンスとかいうチートもあるっぽいし、PS系のゲームでファンタジー系がまだないしな。

    • >初心者さん
      コメントありがとうございます!

      ドラクエ好きだったら良ゲーかと。Aランクは、買って損ないかなというゲームです。
      トモイナ的にはSランクゲーム以外は、面白くなくても責任とれません!
      ランクC以下はオススメしませんw